今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、シトロエンのDS3です。
以前デッキの交換とベーシックパッケージの取付でお預かりした事があるお車で、もっと音を良くしたいというご要望で再び入庫となりました。
ドアスピーカーはガラスのクリアランスの都合でこのサイズがマックスで、前回は純正スピーカーはそのままに、ツイーターをアップグレードのATXー30Jを使用して、ツイーターの音域の広さでミッドの上の音域の物足りなさをカバーしていました。
ドアを開けて調べたところ、JBLのクラブ602CTPが問題無く入る上限と分かり、付属のツイーターは使わずに、ミッドのみを装着しました。
付属の19ミリのツイーターは音域が狭いために、これまで使った事はありません。
DS3のドア内はサービスホールがウレタンで覆われていて、ウレタンを一度外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせる、ベーシック防振の施工を行いました。
これまではドア配線は純正をそのまま使用していましたが、今回新たにピュアディオブランドのPSTケーブルの全音域タイプを車室内からひいて来ています。
外した内張は下処理を行った後にセメントコーティングを行って、写真はまだ塗り立ててで青白いのですが、乾燥して固まると茶色に変色します。
これまでポコポコと軽い響きだった内張が、カチッとした締まった音になって、音のぼやけが無くなり、ロードノイズの進入が減って、断熱性も上がります。
スピーカーの取付が終わって音が鳴ると、ドアスピーカーの移置が普通の車よりも高い位置にあるので、ミッドの上限をコイルの巻き数を増やして抑えるか、それともピュアコンの値を変えてツイーターのレンジを狭くするかの判断をする事になりました。
今回の取付で思ったのが、そもそもピュアコンを開発したきっかけが、平成の初め頃ホンダのCRーXという車が入庫して、そのスピーカー位置が高かったために、普通のドア下の車でそこそこ鳴るパッシブネットワークが、自分の車ではきちんと鳴らないので、損をした感じがするので、カーオーディオにお金をかけるのがもったいないと一人の方が言われたところからスタートしました。
コイルの巻き数を変えたり、ツイーターのレンジを変えたりして、他の車と同じ様な鳴りにするという努力をしている時に、ネットワークのボックスの中からコイルを取り出して自由に交換出来る様にしたり、ボックス自体の特性を変えた物を何種類もあらかじめ用意していたら、短時間で良いマッチングに辿り付けるのでは? という発想から28年が経過して、今ではスピーカー配列が特殊な車でも、短時間でツボを押さえた良い音が再生出来る様になりました。
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