今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのカローラツーリングです。
ディスプレイオーディオ付きのお車で、CD・DVDプレイヤー付のお車に、以前ベーシックのWパッケージを取り付けて頂いていたところからのシステムアップの作業を行いました。
前に乗られていたお車にもベーシックパッケージを取り付けておられて、JBLの508GTIのツイーターを使用しています。
今回は16センチの純正スピーカーを取り外して、インナーバッフルを製作して、JBLのスタジアムGTO600Cのミッドを取り付けました。
ベーシックの時は4ピース構成だったピュアコンは、ブラックボックスを4連にして、パーツ数を増やして、複雑なスロープを作って更なる高音質化を図ります。
現行カローラのディスプレイオーディオはピュアコンの値は専用の値を選んでいて、更にツイーターが508GTIでミッドはスタジアムGTO600Cと、かなりレアケースのためにかなり時間をかけて色々な値を当てて試聴を繰り返しました。
全体的に低音が出気味だったので、3トーンのバスを下げてバランスを取って、トータルの音色がスタジオ基準よりもややコンサートホールのPAぽい音で調整を終了しました。
アンプ内蔵のイコライザーを使って音質アップという手法もありますが、トヨタのディスプレイオーディオは高音にクセがあって、イコライザーアンプでその周波数を絞ったとしても、スピーカー入力をプリレベルに落とす内蔵のハイローコンバーター部が外付けの単品よりも性能が落ちるためにクセがあり、レベルは合っても音色はズレるという現象が起きます。
そのためにインピーダンスの制御が出来るピュアコンで音色調整を行って、生音・生声に近いサウンドを表現しています。
同じ周波数レンジだったとしても、コンデンサ多めでコイルを少なめに設定すると音がシュっと切れが上がり、コイルを多めでコンデンサを少なめにするとゆったりとした音色になり、イコライザーの上げ下げでは表現出来ない音の変化が付けられます。
膨大な数のコイルの中から、本当に合う物を探す作業は大変ですが、マッチングして効率が最高に上がって、ピタッと音色が合った時は、他には代えられない感動があります。
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