今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スバルのWRX・S4です。
スバル純正のパネル1体型ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工と、セメントコーティングの施工のトリプルパッケージの作業を行いました。
WRX・S4はドアに16センチスピーカーとダッシュに中高音用のスコーカーの2WAY構成ですが、ベーシックパッケージではスコーカーを中音域専用として、後付けツイーターをプラスしてフロント3WAY化しています。
まずはスコーカーを一度取り外して、下限周波数を決めている小さなコンデンサを取り外します。
代わりに上質なコンデンサを装着して、スピーカーに直列に入っているために音が確実に良くなり、更に周波数レンジを下に広げて中音域を豊かにしています。
スコーカーを元に戻して、その横にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、より透明感のある中高音に改善しました。
次にドアの内張を外すと、防水シートに広範囲にゴムが貼ってあり、何もしないとロードノイズが入りやすいというのが分かります。
内張裏には吸音フェルトが2枚貼ってあって、これでもロードノイズの進入を防いでいますが、柔らかい材質を使っているので、音をカットしてしているというよりも覆い込んでいる感じで、スピーカーの鳴りがハッキリとしないので改善します。
まず外板裏に防振マットと防振メタルを貼って、響きの中心にその周波数に対して減衰率の高い材質を貼り付けます。
マットの種類は2つで、更に形状を変えていて、ドアが重たくならない割に効果の高い防振効果を得ています。
内張側には下処理をした後にセメントコーティングの施工を行って、乾燥したら吸音フェルトを元に戻してからドアに組み付けます。
当社のデモカーのWRX・S4が納車されたのが8月で、ちょうど暑いピークだったので、ドアに西日が当たるとかなり内張のプラスチックが熱くなって、室内が不快な状態だったのが、セメントコーティングを行ったらモヤーっと熱い感じが軽減出来て、「やっぱりセメントコーティングは施工しておかないと。」と、自ら効果を体験する事が出来たという経験があります。
次にグローブボックス下にはMDF板を敷いて、標準の4ピース構成に1アイテムを加えて、6ピース構成のピュアコンを取り付けて、周波数幅とインピーダンスとレベルを調整しています。
そして最後にパナソニック製の純正ナビのイコライザー調整を行って、最も生音・生声に近い状態にセッティングしてから納車致しました。
最近のナビはイコライザー調整してもメモリーした途端に音色が微妙に変わってしまい、再生画面に戻した時に、「あれっ? 少しイメージが違う?」となってしまうので、調整⇒メモリー⇒再生画面を何度も繰り返して、理想的なイコライジングに合わせています。
調整に使っているCDは自分が実際にお会いして生の声やPA通しでない生の楽器の音を聴いた事のあるアーティストさんのアルバム4枚を使って行っているので、音は極めてナチュラルな仕上がりになっています。
アーティストさんがサウンドピュアディオで調整用として使用しているのを知られているという事自体普通のショップではあり得ませんが、先日「このCDのどの曲を使って調整しているのですか?」と質問された事があります。
1枚のアルバムでは普通2曲を選んでいて、そのアーティストさんではどの曲とどの曲と答えました。
あるラジオ番組の収録の中で聞かれたので、その部分が編集でカットされていなければ、その質問部分がラジオで放送されるはずです。
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