今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタの86です。
カロッツェリアの楽ナビをベースにしたシステムを取り付けておられて、今回で3度目の入庫となります。
これまでの取り付けは、他店で取り付けられていたナカミチのシステムに、ケーブルをスピーカーはピュアディオブランドのPSTケーブルに引き換えて、RCAはSKYに引き換えて、楽ナビの内蔵チャンディバを使用していた部分を後付けのピュアディオチューンのチャンネルディバイダーを取り付けて、より細かくて正確な音になる様にしました。
ツイーターはピュアディオブランドのATXー25を使用して、ピュアコンでドアスピーカーとの音のつながりを調整していました。
今回は一見アウターバッフルに見える、インナー取付をグリルをくり抜いてアウター風にしてあるのを、根っこからアウターバッフルを製作して付け替えました。
付いていたミッドはナカミチのSPー50sで、1990年代はかなりの数を販売したスピーカーです。
かなり奥行きもあって、アウターが前提の設計のスピーカーです。
アウターにしても86はあまり見た目が変わりませんが、金属リングの内側にセメントコーティングの施工を行って、かなり剛性が高くなっているのがお分かり頂けると思います。
表面にはPマーク付きのZSP用のグリルを取り付けて、見た目はかなり締まって来ました。
イコライザーはインナー取り付けの時は200ヘルツ付近が強く聴こえてマイナス1クリックだったのを・・
アウター化してからは中低域はフラットに聴こえる様になったのでセンターにして、ツイーターの下限とミッドの上限が重なる5キロヘルツをマイナス1クリックにしました。
イコライザー調整の前にピュアコンの値を何度か交換して、勝手知ったるSPー50SとATXー25ですが、これがピッタリと思っても一度マッチングの合った値を超えた値を付けて、これがピーク値の1歩手前で、これがピーク値を1歩過ぎているを確認した上で、今の値が一番マッチしているというのを確認します。
このやり方は『エジソン方式』と呼んでいて、エジソンは電球のフィラメントの研究で、数々の失敗をして来たという記者の質問に、「私は失敗をした事は一度もありません。なぜなら多くのフィラメントに適さない材質を見つけたからです。」という話から、これが一番マッチングしていると思っても、あえてそこを通り過ぎた値を入れる事で、それが本当に適正だと証明するために、余分なユニットも取り付けた上でこれが今あるユニットの中で最高の組み合わせだと判定しています。
自分の調整用CDとお客様の音源と両方を聴いて音のセッティングを行っていて、最近ではDEENさんのポップ・イン・シティも使っています。
お客様の中でもポップ・イン・シティを購入されている方が多くおられて、音のクオリティーと厚みのバランスや、カバーしている楽曲の良さなどが好評です。
歌っている本人や演奏している本人に会って、生音・生声を確認しているピュアディオ流のセッティングで86の音は更に磨きがかかって、インナー取り付けよりもより生っぽい音に仕上がりました。
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Posted at
2021/04/10 11:34:59