本日から3日間のお休みを頂いているサウンドピュアディオですが、ブログの方は休まずにお届け致します。
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、スズキのスペーシア・カスタムです。
大画面の楽ナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。
まずは入庫時の音をモノラルのスペアナで測定して記録に残します。
次にインパネを分解して、一度ナビを取り外してから、裏のスピーカー出力の線にピュアディオブランドのPSTケーブルを繋ぎます。
プレミアムサウンド車を除いて音信号の取り出しは手間がかかってもナビ裏からで、特に高音域のロスを極限まで抑えています。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上に現行スペーシア用のピュアコンの4点セットを取り付けて、更にオプションのSSFを追加して6ピース構成にしています。
SSFはドアスピーカーの音を更に原音に近づける処理を行って、純正ドアスピーカーながらひずみの少ないクリアーなサウンドに仕上げます。
ピュアコンからダッシュの上まではPSTケーブルの高音域を重視したモデルを使って、ナビの根元からついーたーまでかなりロスが少なく、元の音の新鮮さを失わない様に伝送させています。
ダッシュの上にはスタンドを使って適切な仰角と振り角を付けて、ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けています。
純正のツイーターが耳に近い所の真横から聴こえて来ていたので、ツイーターの質感と距離感共に大幅に改善しています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、楽ナビのセッティング画面を出して音調整を行います。
タイムアライメントは全てゼロにしてから調整に入りますが、調整が終わる時もゼロのままです。
次にイコライザーをあれこれと動かして、中高音は全てフラットでバランスが取れていて、低音と中音の間ぐらいを1バンド下げるか2バンド下げるかであれこれと聴き比べていました。
調整画面で良い音と感じても、再生画面に戻すと微妙にイメージが違うので、何回もやり直して、自分が直接生の声や生の楽器の音を聴いた事のあるアーティストさんの楽曲で最終的な判断を行いました。
今回はベーシックパッケージにオプションを1品加えるというシステムで、ご家族へのプレゼントとして取り付けて頂きました。
1990年代の終わりにあるお客様が、奥様の誕生日に何か良い音のプレゼントは出来ないものか?と相談をされたのがベーシックパッケージの始まりで、純正のドアスピーカーをそのまま使用して、回路でその音を改善するという発想に辿り付いたのが原点で、今回の取付はそんな開発当時の事を思い出して、贈られた方が音楽の元の形に近い音で長く聴いて頂ける様に心を込めて作業させて頂きました。
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