新・お客様の質問にお答えしても遂に第10話となりました。
タイトルに新と付いているのは、比較的新しくお客様になられた方の「これってどうなの?」というご質問にお答えしているので、過去に一度取り上げた内容の物があるのと、以前とカーオーディオの環境も変わってきているので、現在の車種やシステムに合わせたリファインした内容でお届け致しますので、過去に同じ様な内容の回を読まれた方にも、新しい視点で書き込んでおりますので、是非ご一読下さい。
今日は最近よく質問を頂く3つの事についてお答えいたします。
まず1つ目は「サウンドピュアディオは大手メーカーの音の良い専門店のリストに載っていませんが、載せてもらう事は出来ないのですか?」というご質問についてです。
今から20年ちょっと前からお付き合いのあるお客様だとご存じだと思いますが、2000年以前は音の良い専門店のリストに載っていて、それを見てお客様になられて、今もお付き合いのある方が大勢おられます。
当時はまだサウンドピュアディオと名乗っておらず、『オーディオボックス』という店名で営業していて、メーカーのリストに載っていながらもタイムアライメントは使用しないとか、ツイーターとミッドを別駆動させるマルチアンプは推奨しない、オーディオ評論家の評価は正しくないと言うなど、大手メーカーのやり方に反する音造りをしていて、メーカーが評論家を送り込んで来て、お客様に直接音造りの洗脳をして来たにも関わらず、だれもその話になびかないという事でかなり怒りをかって、「言う事を聞かないのならリストから外します!」という話になって、音の良い専門店という冠を外されました。
当時は大手国産メーカーのスピーカーやアンプはどんどん変な方向に向かって、とてもこれを販売したいと思う物は無く、かといってナカミチはオートバックス専用モデルを作るなどの迷走をしていて、これは自社ブランドをスタートさせるしかない!という事になって、2000年に『サウンドピュアディオ』というブランド名を特許庁に申請して受理されて、2001年の6月にZSPスピーカーとベーシックパッケージの前身のベーシックコースがスタートしました。
ただZSPの方は予定数を上回る売り上げで追加生産を何度も行っていたのですが、ベーシックコースが不人気で、年に4セットぐらいという超不人気モデルでした。
そこで発売から5年後に仕切り直しを考えて、年に数台実車を買ってパッケージ開発を行って、その数台をイベント会場に並べて多くの方に聴いて頂くというのと、開発に当たっては何人かのボーカリストや演奏家にお会いして、この音で良いのかというお墨付きを頂くというやり方に変えて、それまでの不人気コースが数年後には会社の看板商品まで成長しました。
また多くのボーカリストの方や演奏家の方のラジオ番組やコンサートのスポンサーとなって、多くの音楽ファンの方にサウンドピュアディオという名前を知って頂いて、大手メーカーの音の良い専門店のリストに載らなくても集客に困らないというビジネススタイルを確立しました。
これと少し似た様な内容になるのですが、2つ目は「サウンドピュアディオは音が良いのなら、カーオーディオのコンテストに車を出して評価してもらったらいいのではないですか?」というご質問で、根本的に大手メーカーが言っている良い音とサウンドピュアディオが推奨している良い音は全く違っているので、あえてそこに出して最下位になる必要は無いという事です。
実際に1990年代の後半にどうしてもカーオーディオのコンテストに出して最下位にされた事があり、審査員が「こういう音ではうちのコンテストでは得点が取れないです。」と言いながらも、他の車の3倍ぐらいの時間をかけて聴いていたので、かなり気になっていたのでしょう。
そういう話をお客様にしたら、「それなら勝てる車を一時的に作って、それで優勝してお客さんを集めたらいいんじゃないですか?」と言われた方もありますが、最近の新型車の純正オーディオに対応させるのに莫大な時間と、これまで必要無かった多くの新しい値のユニットをあらかじめ準備しておかなければいけなくて、いつもの音造りとは違う車をわざわざ作る時間も無くて、仮に優勝するのを目指す車を作る時間があればもっと他の事を開発した方がよっぽど未来のために役立つと考えていています。
仮にコンテストで勝てる車を作ろうと思うと、本来の音楽以上のフォーカスと、音のキレは実際の音楽を越えるキレなど、かなり大げさな音を作る様になり、そういう作業を一時的にでも行えば、それと並行して普通のお客様の作業を行うと、影響を受けていくらかズレてしまうというのを90年代の終わりに経験しているので、二兎追う事はどちらも中途半端になるのでやらない事にしています。
最後に3つ目は、「他のカーオーディオ専門店はカーセキュリティーを扱っているのに、何故ピュアディオでは扱っていないのですか?」というご質問です。
これは「他の店で出来る施工が、何故ピュアディオではやってもらえないんですか?」という内容のご質問と根っこの部分は共通しているのですが、サウンドピュアディオは日経が出しているこういう専門誌を定期購読して読んでいます。
この中には車のエレクトロニクスについても詳しく書いてあって、こういう部分を触るとある確率でこういう不具合が出るというのを事前に知っています。
そのため他店はこういう加工が出来るのにと言われても、「当店では触る事が出来ません。」とお断りしています。
もし今の状態で心配であればセキュリティーの専門店にご商談して下さいとお伝えしています。
今日は新しくピュアディオのお客様になられた方からの、3つのご質問にお答えいたしました。
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