今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、新型のノートeパワーです。
ディスプレイオーディオ付きのお車で、以前ベーシックパッケージの取付と、フロントドアのベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージをして頂いていました。
今回は2度目の入庫で、以前は何も施工していなかったリアのドアに、2層の防振施工を加える事になりました。
まずはリアドアの内張を外して、ツルツルの内張裏に粗目を付けて、コーティング剤が剥がれない様に下処理を行います。
意図的にランダムに厚い薄いを作って、セメントコーティングを行ったら、一晩かけて乾燥するのを待ちます。
内張りを外したドアは、防水シートを外して、横長の防振マットが貼ってあるリアドアの鉄板の響きを調べます。
この端がギザギザになっているのも、同じ様な形だと響きが消えにくいからの、メーカーの工夫でしょう。
響きの中心と周波数を調べて、4種類の防振材を貼り合わせて、ドアの重量があまり増えず、効率的に振動が抑えられて、それでいて心地良い響きのドアに変えます。
方ドア2層のリアドアの防振が終わったら、これまでは何もしていなかったリアドアの音量をフェダーで抑えていたのを、響きが整ったので少し上げて、バス・ミッド・トレブルの3トーンと、ベースエンハンサーの組み合わせをあれこれと変えて、生音・生声に近くなる様に選んでいました。
リアドアの中低音が増えた分、フロントの高音をもう少し上げた方がバランスが取れて、ディスプレイオーディオのトレブルを動かすと音が荒くなったので、グローブボックス下のピュアコンのアッテネーターの値を変えて対応して、高音のレベルが合いながらも、荒い部分が出ない様なセッティングに仕上げました。
新型のノートeパワーのディスプレイオーディオの音はデリケートなために、ブラックボックス4連の合計8ピース構成のピュアコンになっていますが、ディスプレイオーディオ自体がデュアルコーンのフルレンジスピーカーでかなり上の音域まで音が鳴る様な特性なので、市販のトレードインスピーカーを取り付けたらどうなるんだろう?というぐらい絶妙なセッティングが必要となります。
前後4枚のドアに2層の防振を行ったので、音質と静粛性がアップして、更に断熱性もアップした、特別なノートに変身しました。
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Posted at
2021/11/14 10:27:22