今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、日産のノート・オーラeパワーです。
ディスプレイの裏もシートの下もBOSEのアンプが見つからないと探していたら、以外にもラゲッジルームの下にあったので、ここで信号を探り出して、帯域やインピーダンスを調査しました。
このアンプは4CHかと思っていたら6CHありました。
ピラーの根元にはドームの小さなツイーターが付いていて、指向性の幅も狭かったので、25ミリ外ドームタイプのATX-25をダッシュ上にスタンドを使って取り付けたら、かなり音場が広く感じる様になりました。
当初はブラックボックス2個のコイル2個の通常の4ピース構成のピュアコンで音調整を始めたものの、ノーマルのオーラと同様にこのディスプレイオーディオではブラックボックス4連でないと良い音は再生出来ず、合計6ピース構成のピュアコンで最も生音・生声に近い組み合わせを探りました。
ノーマル車でかなり苦労しただけあって、BOSEサウンド車ではブラックボックスのメインユニット4種と、白いボビンの一から手巻きしたコイルを9種類の交換を行った所でピークポイントが見つかりました。
問題はパーソナルスペースと呼ばれるヘッドレストスピーカーのレベルで、お客様は気持ち悪いので最小にしているという事でしたが、一度マックスで鳴らしてみたら・・
助手席のヘッドレストの右のユニットの右チャンネルの音が左耳に入って来て、これはやはり気持ち悪いです。
レベルが半分かミニマムの時に最適な音になる様にセッティングしてあって、全くヘッドレストスピーカーを鳴らさなくても、ステレオ効果でフロントスピーカーの左右の間に自然に音像が浮く様なセッティングになっています。
一番驚いたのはステレオ効果以上に低音の体感音圧がインピーダンスの整合性を上げた事で上昇して、バスをマイナス1クリックしてトレブルを1クリック上げた所が聴感上のフラットとして聴こえました。
音調整はFMラジオとスマートフォンで、スマートフォンには調整用CDの全ての枚数が録音してあり、最後はⅮEENさんのアルバム『ポップ・イン・シティ』からプラスティック・ラブで池森さんの声がきちんと合っているか確認しました。
5月3日はⅮEENさんのライブがZepp福岡で行われますが、コロナの影響で客席に座った人は楽屋に入れないという決まりの会場もあって、コンサート終了後にお付き合いのあるアーティストさんに会えなかった事もあり、今回がお会い出来るかどうかまだ分からない状態です。
話がそれてしまいましたが、ノート・オーラeパワーのBOSEシステムは、ノーマルのもどかしいサウンドから、スキッとしてパワフルな本来の演奏・歌声に近い音に改善されて、専用のベーシックパッケージは多くのオーラ―のBOSEサウンドで悩んでおられる方の救世主となる事でしょう。
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Posted at
2022/04/10 11:24:51