今日ご紹介する1台は、本日の福岡店の完成車から、トヨタのシエンタです。
カロッツエリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工のWパッケージに、フロントのドアスピーカーの交換を行いました。
まずはフロントドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
響きの周波数と、響きの中心を見つけて、複数の材質を貼り合わせていて、ちょうどこの写真ではゴールドの防振メタルが3枚写っています。
純正の16センチスピーカーは取り外して、JBLのクラブ602CTPのミッドのみを取り付けました。
外見は変わっていないドアですが、ベーシック防振とスピーカーの交換で、残響が減ってスピーカーの再生音も良くなっています。
ダッシュに付けたツイーターはピュアディオブランドのアップグレードのATXー30Jで、JBLの付属ツイーターの表面積が1・5倍以上で、かなり音域の広い安定した高音を再生しています。
楽ナビは一度取り外して、裏から音信号を取り出して、ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプでグローブボックス下まで引いて行きます。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを取り付けます。
白いボビンにピンクのラベルのコイルは井川が一から手作業で巻き上げている印で、1マイクロHをスタートにして2マイクロH・3マイクロHと上げて行っていたのが、今は0・8マイクロHや1・5マイクロHなどの小刻みのインダクタンスのコイルを用意していて、自分が生の声で聴いた事のあるボーカリストの声にピッタリと音色が合う様に工夫しています。
全ての結線が終わったら楽ナビを再生させて音調整を行います。
まずタイムアライメントは音の定位が合っても音色がズレるので全てゼロにします。
次にピュアコンの値をあれこれと変えながら、楽ナビのイコライザーを操作します。
この年式の楽ナビはかなり低音が強めになっているので、高音域側を上げたり低音側を下げたりして、スタジオレベルの音に合わせます。
ベーシックのWパッケージが基本ですが、ツイーターをATXー30Jへのグレードアップと、ドスピーカーをJBLの16・5センチの薄型に交換してあるので、周波数レンジが広くて音の浮き出しの良いシンプルなシステムに仕上がっています。
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Posted at
2022/04/17 14:32:10