今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、三菱のエクリプスクロスです。
三菱のパワーサウンドシステムのプレミアアムサウンドのマルチアンプのお車で、最初にベーシックパッケージと各部の防震作業でお預かりしてから、何度かシステムアップをさせて頂いていました。
これまでのシステムアップは、ツイーターをワイドスタンドを製作してJU60を取り付けて・・
ドアの16センチウーファーをピュアディオブランドのZSPーLTD15に交換していましたが、マルチアンプのためにダッシュの純正スコーカーはそのまま使用して、フロント3WAYで鳴らしていました。
その後ラゲッジルームにピュアディオブランドの25センチウーファー・ISP-W25を取り付けて、ウーファー専用アンプを取り付けて、車全体で4WAYとしてこれが限界という所まで来ていました。
しかし当社がレクサスLSのデモカーを購入して、マルチアンプのプレミアムサウンド車でフルレンジ信号を作って、純正スコーカーを使わずに車1台で3WAY構成になると知られて、デモカーと同じ様な仕組みにシステムアップされる事になりました。
シート下の純正アンプにミックスコンバーターを取り付けてフルレンジ信号を作って、SKYのRCAケーブルでリアに送り、チャンネルディバイダーでフロント用の中高音とサブウーファー用の低音に分離します。
アンプのフロント用の出力はピュアディオブランドのSKY-3の高級ケーブルでフロントに送り、ミッド・ツイーター共に根元までSKY-3で送っています。
前回まではインナー取付だったZSP-LTD15は、これまで低い周波数しか出ていなかったのが、今回純正スコーカーに任せていた周波数まで出る様になったので、アウター化して音のヌケを良くしました。
ピュアコンはこれまで純正スコーカーを合わせた3WAYから、ZSPとJU60になったのと、アウター化したので全ての値を変える事になりました。
取り付け条件で数値の組み合わせが変えられる所がピュアコンの良い所で、これがメーカー製のパッケージされたパッシブネットワークだとこうは行きません。
全ての結線が終わったらディスプレイオーディオを再生させて、イコライザーはパッケージのパターンで細かく調整出来ないので、3トーンを動かして音を調整しました。
お客様にはチャンネルディバイダーの状態で一度音を聴いて頂いて、その後で当社のレクサスLSに付いているデジタルプロセッサーに換えて、タブレットで31バンドの0・5デジベルステップで調整してもう一度音を聴いて頂きました。
(調整写真を撮り忘れたので、他の車種でイメージとして)
チャンネルディバイダーの時はコンサートのPA風の少し荒い感じの音が、イコライザーで細かい調整が出来る事で音が整って雑味が無くなり、方向がレコーディングスタジオに近い音色に整いました。
結局ピュアディオチューンのデジタルプロセッサーを取り付けて納車する事になって、内容は当社のレクサスLSと同じ・・ と言いたいところですが、ミッドのアウター化とウーファーがISP-W25の分ほどデモカーよりは条件の良いフルシステムで仕上がりました。
今回の作業ではデジタルプロセッサーとミックスコンバーターを一度分解してチューンして組み立てるのに2日間と、ピュアコン1式の製作とSKY-3のケーブルの末端焼き入れで1日以上の、机の上の製作物だけで3日以上が必要な大掛かりな作業でした。
普通にメーカーからパッケージされた商品を仕入れて取り付けるだけならその手間は省けますが、その手間こそが演奏者の本来の音やボーカリストの本来の声に近づけるための作業で、そのまま使用するとどうしてもがさつに聴こえる部分があって、自分が日頃聴くのに我慢出来ないので、最初は自分用にチューンしていたところからはじまっています。
エクリプスクロスのお客様は県外から来店されていて、毎回チューンした後の改善された音を何時間も聴いて帰るのが楽しみと言われていました。
県外にもカーオーディオ専門店は沢山ありますが、FMラジオの番組製作を通じて、演奏家やボーカリストの方と親交があっての音造りは、サウンドピュアディオならではの唯一の手法です。
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Posted at
2022/05/23 10:00:48