今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、アウディのA6です。
家族の方から純正オーディオの音に不満があると言われたそうで、ベーシックパッケージの取付でお預かりました。
当社はデモカーにアウディQ5を持っていて、アウディには強いお店として定評を頂いていますが、
ナビオーディオは新世代に変わっていて、スピーカーは従来からのキャリーオーバーで、今回新たにパッケージを開発しました。
ドアスピーカーはスポーツモデル用のスコーカー付きのフロント3WAYではなく、ドアのウーファーとダッシュにツイーターの2WAY車でした。
ダッシュのツイーターは40ミリ径のスコーカーの音域に近い所まで出るタイプで、「これはどうしたらよいのか?」と頭を抱えてしまいました。
音域的には25ミリドームのATX-25でも十分つながるのいですが、30ミリのATX-30Jを使ってガラスの反射を極力避けて、ほんの少しの音域だけ40ミリのツイーターで再生させました。
ダッシュには40ミリ用と30ミリ用の2本のケーブルが通っていて・・
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上に白いラベルのRRタイプのブラックボックスと、白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしているコイルを取り付けています。
30ミリの下限と40ミリの上限がかなりシビアで、何度もコイルとブラックボックスを交換して、生音・生声に近くなる組み合わせを探しました。
A6にはセンタースピーカーが付いていて、純正のツイーターではステレオイメージが乏しいのを、ここのモノラルで足して組音場を作っていたのが、ATX-30Jでステレオイメージが増したので、必要以上のレベルで音がわざとらしく聴こえて、ここのレベルを下げてバランスを取る事にしました。
最近ではダッシュの3つのユニットを同じ物を使う車が多いのですが、A6ではスコーカーサイズとなっていて、裏には4Ωでミッドという記載がありました。
結局アッテネータ回路を追加してレベルを細かくコントロールして、グローブボックス下のピュアコンの値も見直して、フロント7スピーカーでトータルで本来の音楽に近い音色に合わせました。
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Posted at
2022/05/25 10:29:18