今日は火曜日で宇部店は定休日で、福岡店は火曜・水曜休みで、火曜日の昼間は休みの福岡店の中に入って仕事をしている事が多いのですが、今日は大雨で通行止めなどもあるので、諦めて自宅でおとなしくしています。
昨日まで3連休で来店される方も多く、いつもよりも多くのお客様とお話しする機会がありました。
その中で以前は他のショップで取り付けられていた方がピュアディオに変えられた方から、「他のお店はピットにエアコンが付いていないのに、ピュアディオでは付けられていますが、音には関係ないですよね。」という質問を頂きました。
確かにエアコンが効いて涼しい中で社員の労働環境を良くしているだけに思われるピュアディオのピットも、エアコンを付ける前の3つの良くなかった理由から35年ぐらい前からエアコン付きのピットに変更しました。
1つめの理由は昭和の時代に夏場に雨はかからないが前の戸を開けて吹きっさらしで作業をしていたら、お客様から「車内にうっすらと汗の匂いがして不快だ。」というご指摘を頂きました。
当時はまだエアコンが潤沢にあって、作業も2日後には出来るぐらいの時期だったので、すぐにピットにエアコンを取り付けて、こういう事が次に起こらない様に対応しました。
2つめの理由はその頃はピット内でエアコンの無い中でハンダ付けしていたのが、夏の暑い時期はハンダがポロポロこぼれやすくてハンダがし難く、冬はハンダ小手の先が固まってくっつきが悪く、空洞が出来たりしてうまくいかず、春や秋の天候の良い時期が音が良い様な気がしていました。
それがエアコン付きピットにしたら1年を通して同じコンディションでハンダ付けが出来て、春や秋の音が常に出せて、こんなにメリットがあるならもっと早く導入すれば良かったと後悔しました。
3つめの理由は、これもエアコンを導入して気が付いたのですが、防震材の密着度が夏の暑い時期や冬の寒い時期や、梅雨のじめじめした時期が悪かったのが、1年を通して同じコンディションで施工出来る様になった事です。
現在は他店でデッドニングされた防震材を剥がす事がよくありますが、おそらくこれは冬に風邪で砂埃の中で作業したであろうものや、梅雨時期か暑い時期に付けたであろうベラベラと簡単に剥がれてしまうものが多々ありました。
今はスポットクーラーを使っているお店も出てはあいますが、これは除湿機能がないので、当社では夏にボディーが熱い状態を冷やすのに使っていて、それからエアコンで適温・適湿の中で作業を始めます。
最近はアクセサリーポジションの無い車も増えているので、作業が終わってピットからリアを出してエンジンをかけてテストを行なって、すぐにピットに入れて組み立てと、劇的に暑い日がある中、過去にあった3つのデメリットを完全にカバーして作業を進めています。

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Posted at
2022/07/19 12:07:07