今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、三菱のデリカD5です。
ケンウッドの大画面ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、プレミアムベーシックパッケージの取付を行いました。
プレミアムベーシックはJU60ツイーターを使った豪華装備で、時間をかけてワイドスタンドを製作して、表を植毛塗装してからダッシュに取り付けます。
ピュアコンはブラックボックス4連のタイプで、複雑なスロープ角で音を調整しています。
これまでD5ではATX-30のアップグレードベーシックは施工例がありましたが、JU60に純正16センチとの組み合わせは初めてだったので、通常の在庫ではない特殊な値を宇部店から運んで行きました。
ピュアコンはスピーカーの周波数幅を調整する物と思われていますが、実は同じ幅でもインピーダンスが違う物があって、例えば標準に対してコンデンサが大きめでコイルが小さめだとインピーダンスが低くなりシュっと音のキレが鋭くなり、逆にコイルが大きめでコンデンサを小さくするとインピーダンスが高くなって音に厚みが増すなどの音色をコントロールする事が出来て、これがイコライザーの上げ下げでは表現出来ない部分で、ピュアコンならではの音色調整となります。
ピュアコンで音色が合って来たら、次はナビの音調整機能を使って更に音を追い込みます。
音を強調する機能は実際の音色からズレて聴こえるので全てオフにして、リスニングポジションのタイムディレイは最初から106センチが入っているのを、使っていないスピーカーの部分も含めて全てゼロにします。
イコライザーは通常の13バンドのグラフィックは使わず、調整期のプロモードから入って、動かす周波数と動かす幅をあらかじめ9バンド決めて、そこから0・2デジベルステップで微調整を行うパナメトリック方式の方を使って細かく調整しました。
ドアスピーカーは三菱純正の16センチですが、JU60がワイドレンジな分ほど中音域に近い周波数までツイーターに任せていて負担が少ない分、トータルで澄み切った音で音楽が楽しめる様になり、調整している自分がここまで鳴るんだと驚きました。
次の車に移設出来る部分にたっぷりとコストをかけた、プレミアムベーシックパッケージの車両が完成しました。
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Posted at
2023/02/25 10:59:44