今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、日産のキャラバンです。
ケンウッドのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、フロントスピーカーの交換と、フロントドアのフル防振の作業を行いました。
ダッシュのツイーターはJBLの08GTIにスタンドを取り付けた物で、2台前のお車から移設し続けられていますが、まだ周波数レンジも広く、レベルもしっかり出ていたのでそのまま使用しました。
ドアの16センチのフルレンジスピーカーは取り外して、ピュアディオブランドの13センチスピーカーの、ISP-130に交換して・・
響きが多く残る外板裏にはベーシック防振の施工を行い・・
サービスホールを金属シートで塞ぐ防振と・・
内張り裏にセメントコーティングを施して、方ドア3層のフル防振の状態になりました。
内張りを組み付けたら完成で、キャラバンのドアスピーカーの位置はかなり低い場所にあるので、ピュアコンの値をいつもよりも変えてバランスを取ります。
ツイーターの周波数レンジを広く取って、ミッドの上限周波数はなるべく上に伸ばして、トータルでフラットに聴こえる様にピュアコンの値を選びます。
今回も純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルが使われました。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ケンウッドのナビオーディオの調整機能を使って音の微調整を行います。
まずは各スピーカーに最初から106センチのディレイがかかっているのを全てゼロにします。
ディレイがかかっていると音に雰囲気が出るという考えもありますが、音が正確な状態ではなく、どこか誤魔化した様な音になるために全てゼロにしてから正確な音色に合わせて行きます。
音を強調する機能は全てゼロにして調整に入り、K2テクノロジーだけは入れるかどうか実際に聴いて判断して、今回はK2はオンにして調整を行い、イコライザーは複雑なパナメトリック式を使うプロモードで設定しました。
パナメトリック式は最初にレベルを動かす周波数を9つ選んで、その9カ所の動かす幅を別々に設定してから上下させるというやり方で、まず9カ所の周波数を選んで一苦労して、それから動かす幅をそれぞれ選んで一苦労と、それでありながら動かすレベルは0・2デジベルステップで極小で細かい設定て、より生音・生声に近く合わせました。
イコライザー調整が終わったらパターンをメモリーして、メモリー時の変化があったらまた微調整してと、かなり時間をかけてキャラバンのシステムは完成しました。
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Posted at
2023/04/29 10:17:10