今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、三菱のデリカD5の続きです。
防振作業が終わって、純正の16センチスピーカーの位置には16・5センチサイズのJBLのクラブ602CTPのミッドをインナーバッフルを製作して取り付けます。
内張りを取り付ければ見た目はそのままで、D5のこの高い位置のミッドは中音域が耳に入りやすく、ドア下のスピーカーに比べるとミッドの上限周波数を決めるコイルの巻き数は多くなります。
ダッシュには30ミリサイズのツイーター、ピュアディオブランドのATX-30を取り付けて、周波数レンジの広い高音を再生させますが、ダッシュにカーペットが貼ってあり、これが吸音効果があるので、更にセッティングは難しくなります。
助手席下には以前からお持ちだったARCの4CHアンプを取り付けて、2CHでフロントスピーカーを鳴らして、残りの2CHをミックスモノラルにしてラゲッジの25センチウーファーを鳴らします。
ウーファーはJBLの25センチの薄型で、荷物の積み下ろしでユニットが傷まない様に頑丈なグリルが作ってあります。
全ての結線が終わったらサイバーナビの電源を入れて、CDとFMラジオとお客様の音源を使って音調整を行います。
グローブボックス下のピュアコンは6ピース構成の物を使って、ナビ内蔵のチャンネルディバイダーでウーファーの上限周波数を決めて、ミッドの下限周波数はピュアコンで決める事によって、最小限の予算で最もクオリティーの高いセッティングを行っています。
ピュアコンのパーツの値とイコライザーを変えて音調整を行って、お客様がナビに録音されていた音源には自分がFMラジオの番組制作を通して実際に生の声を聞いた事があるボーカリストの方が8名の楽曲が入っており、全ての方の声を確認してセッティングを行いました。
イコライザーはマックスで3カ所動かすパターンも用意しましたが、最終的に1カ所1クリック動かした所が一番素の音に近くて、ここでメモリーをして調整を終了しました。
スポンサー活動のおかげで放送局のスタジオやレコーディングスタジオに入る事が出来て、音楽イベント等でもボーカリストの生声を聞く事が出来て、そこを基準にセッティングする事がある意味幸せでありながら、本当の声を知っているからこその苦しさもあります。
ダッシュのマットの吸音も加味して、「この組み合わせではこれが限界か?」という所までセッティングさせて頂きました。
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Posted at
2023/09/04 10:25:24