今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、Nボックス・カスタムの作業の続きです。
内張裏のセメントコーティングは、意図的にランダムな厚い薄いを作りながら塗って、重たくならない割に高い防振効果が得られる様に工夫しています。
乾燥すると茶色っぽくなって来て、これはたわみを持たせる成分の化学変化で、まだ乾燥していない部分はまだ青白ままです。
内張りの乾燥を待つ間にサービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行って、鈍い響きが起こらない様にブチルゴムを含まない金属だけのシートを使用して、強度を上げるために重ねている部分を作って、切り口には全てシリコンを塗って、将来的に湿気で剥離しない様に手間をかけています。
ツイーター部分ではワイドスタンドの型取りを行うためにマスキングを行って・・
木を削って型を起こして、底面をパテで形成してダッシュにフィットさせたら・・
締め切った部屋で植毛塗装を行って、ピット内で乾燥させます。
セメントコーティングが終わった内張はマスキングの一部を剥がして、アウター加工するための別なマスキングを行って・・
木材を組み合わせて削りとパテ加工でアウターバッフルを製作して行きます。
ここまでかなり手間のかかる作業の連続で、2人1組でたまにもう1人手伝う2・3人ぐらいで作業を続けています。
複雑な作業を行って乾燥させる間に他の作業を行うという工程で、現在フロアーの防振が終わってマットを元に戻したところです。
フルシステムのためにまだ電気的な作業が残っていますが、これより先は『その3』でお届け致します。
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Posted at
2023/10/21 10:41:27