第三シリーズに入ったお客様の質問にお答えするも11回目となり、たまに店頭に出てお客様から頂く質問で、他の方もこういう話は知りたいのでは?という内容をピックアップしてお届けしています。
後から読み返すと過去に出ている話もあったりしますが、元祖や新の初め頃に比べたら車自体が変わって来て、オーディオレスで入庫する方の数が減って来て、純正ナビオーディオではなくてCDプレイヤーを持たないディスプレイオーディオ化が急激に進んでいるのが過去のシリーズの頃と環境が違うところです。
そんな中、最近よく聞かれる事が『なぜ自動車メーカーはこんなにディスプレイオーディオ化を進めるのですか? ユーザーからするとメリットは無い様な気がするのですが?』というご質問で、最近では最も多いお話です。
このディスプレイオーディオ化が早かったのがメルセデスベンツで、過去にはメルセデスベンツがデモカーという時期が15年以上あって、ベンツの音のチューニングに強い店という位置付けだったのが、ディスプレイオーディオ化とドア下部の16センチスピーカーが上部の10センチスピーカーに変わったために、デモカーとしては購入しなくなりました。
(A・Bクラスは今も16センチサイズ)
デモカーと言っても日頃の移動で使っていて、下部に16センチの穴が空いていないとZSPが付かず、その前は加工して1DINが2段付ける事が出来て、車の剛性も高いからデモカーに最適という時期がありました。
またその剛性ゆえにガソリンが満タンか空に近いかでウーファーの音が違って、ちなみにガソリンが満タンの方がウーファーの音が締まって聴こえていました。
本題のディスプレイオーディオ化については、ディーラーの方曰く「CDプレイヤーがあると音飛びやディスク詰まりがあるとインパネをバラバラにしてつけ外しをしないと行けなくて、ディスプレイオーディオにすると可動部分が無くなるからそれらの故障が一切無くなるから、長い目で見るとメンテナンスが非常に楽になる。」だそうです。
CDプレイヤーやDVDプレイヤーがあると、まずディスクの出し入れのモーターとギアが存在して、それからディスクを回すモーターが更に稼働部で、ディスクに光を当てて情報を読み取るピックアップも細かく前後して焦点を合わせているし、そこが少しでも合わないと音飛びが起きてしまい、プレイヤーを無くすだけで将来のメンテナンスがバッサリ減って、車を製造・販売する方からすると良い事だらけです。
特にメルセデスベンツは一度購入したら長い期間乗られる方が多いので、そこを変えるとメンテナンスは非常に助かるのでしょうが、まさかそのディスプレイオーディオ化が国産車でこんなに早いペースで進むとは困ったものです。
ディスプレイオーディオをベースに何とか良い音を出す工夫はオーディオテクニカ製のハイローコンバーターをモノラル化して大型パーツを入れて高音質化する方法と・・
マークレビンソンの135万円するアンプに通して歪みが出ない様にテストを行なった後に装着するという万全の手法を撮っています。
ただそれはディスプレイオーディオからフルレンジ信号が出ているは良いのですが、先日のクラウンスポーツの時の様にマルチアンプでフィルターを通して音が分かれて出ていると、その部分を不満に持たれる方もおられます。
自社でクラウンスポーツを注文していて、「買って実験します。」と言っていたのですが、納車まで待てないという事で、デモカーより先にグローブボックスを加工して1DI Nのデッキを取り付けてフルレンジで接続する事が出来て、一部の車種には超高音質対応が出来る事が分かりました。
サウンドピュアディオはコロナ禍の間の2年間を全くデモカーを購入しておらず、後で慌てて車を購入してディスプレイオーディオに対応して来ていますが、実車を購入して日頃から運転してその効果を確認しているのと、音楽業界や放送業界と繋がって生の音やプロ機の音を知る事で、一般的なカーオーディオショップとは視点が違う特別な一台に仕上げる事が出来ます。
サウンドピュアディオは今がカーオーディオの大きな転換点だからこそ、コストと手間をかけて、本当の音楽に近い音を提供します。
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Posted at
2024/06/07 08:20:58