今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、ホンダのN-WGNです。
カロッツェリアのポップアップ式のサイバーナビをお使いで、フロント2WAYのシステムをお使いのお客様で、ある程度の年数を使われているのでメンテナンスを行いました。
パワーアンプはナカミチのPA-1002を使っておられます。
ツイーターはピュアディオブランドで最も販売数を誇るATX-25で・・
ドアスピーカーはアウタースラントのバッフルを製作して、ピュアディオブランドの限定のISP-130を取り付けています。
このミッドは100セット限定で、3万円台の安い価格でアウターで多くの方に良い音を聴いて欲しいという思いから作られた商品です。
ピュアコンはユニットが新品の時に合わせていると、使い込んで来ると鳴りが変わって来るので、値を微妙に変えて行きます。
今回はドアに通しているケーブルがMRBというPMBでもSKY3でもない限定のタイプが使用してあり、長年のドアの開け閉めでケーブルが傷んで来ているので、スペアのケーブルを出してはわせ替えました。
ただこのケーブルはPMBやSKY3と同様に末端の焼き入れが必要で、約370度に熱したハンダの炉で末端のエナメル質を焼き切って導通させます。
不純物を表に炙り出して、表面を掬い取って純度の高い部分に漬け込みます。
新品のケーブルをドアに通したらサイバーナビを鳴らして、ピュアコンの値合わせとイコライザーの調整を行います。
音調整は最初から最後までタイムアライメントは全てゼロのままです。
カーオーディオ業界では『タイムアライメントを使って高音質!』と言われている様ですが、自分はFM放送の番組制作を通じて多くの演奏家やボーカリストの方にお会いしていて、自分がどういう音造りをしているか知らない方からは、「今のカーオーディオ業界のやり方は間違っている!」と言われた事があります。
特に間違っていると言われている一番の理由がタイムアライメントで、「あれは絶対にいけない!」と知らずに自分に言われても、元々業界全体が使っていても自分は使っていないのですが、メーカーのデモカーの音を聴いて、あまりに自分が意図した音と違うから怒っていて、カーオーディオ専門店=タイムアライメントを使うとメーカーから言われたのか、まともに話を聞いてもらえなかった事が何回かありました。
ただ自分と親しくお付き合いをして頂いている方は、「サウンドピュアディオだけはきちんとした音造りをしている。」と認識して頂いていて、継続してサウンドピュアディオ関連の番組に出演して頂いています。
話が横道に逸れてしまいましたが、N-WGNは時間をかけてセッティングを行い、使い込んだスピーカーユニットながら、これまでのライフサイクルの中で最も生音・生声に近い状態になって出庫されました。
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Posted at
2024/06/16 10:05:24