一昨日の午前に業者さんが来られて、宇部店で打ち合わせをしていたのですが、その話の最後の方で当社の防振の話になって、「新しく車を買い替えた方から、前の車の方が静かで疲れなかったとよく言われます。」という事を話したら、「自分もそれを感じます。」と、業者の方が言われたので、
外でデモカーとの比較をする事になりました。
黄色いスペーシアギアと思ったらマツダのマークの付いたOEM車で、日々マツダのOEM車が欲しいと言っている自分には目の毒です。
まずは乗る前にデリカミニのフロントドアをポンポンと叩くと、リアのスライドドアは外板を防振していないのでボンボン響いて、フロントはボフッ!という感じで残響が残りません。
もちろんドアの開閉も軽の安っぽいボーン!という感じもせずに、バフッという音で閉まります。
そしてカーオーディオの試聴で、最初はFMラジオでも良い音が聴こえると言われて、その後でスマートフォンを繋いでの試聴となりました。
業者さんは「自分の車でも同じ曲を聴きたい。」と言われて、フレアワゴンに乗られて同じ楽曲を聴かれました。
最初は「新しい車は可聴周波数のノイズレベルが下がっていても、可聴範囲のギリギリの部分は逆に増えていて、完成の鋭い方だと新しい車の方に疲れを感じられます。」から話が始まって、後の方ではオーディオの音の話になり、ドアの残響と音質の両方で疲れを感じるのでは?と思う所がありました。
それはナビのオーディオチューンの所を開くと、かなり強いイコライジングと、音の匠の疑似的に音質を上げた様に聴かせる機能がオンになっていて・・
スピーカー設定の項目を開くとスピーカーディレイが全てのスピーカーに100センチでかかっていて、本来の音楽とは違う音になっていました。
スペーシア系のドアは下に16センチでドア上部にツイーターが横向きに付いていて・・
ダッシュに口径が大きく上質なツイーターを取り付けて、ドアスピーカーとツイーターで同じ音域が重ならない様にピュアコンでコントロールする事で、効率が上がって体感音圧が増えています。
軽自動車の場合はピンクのラベルの空のボビンに井川が一から手巻きしたコイルを使用していて、ブラックボックス内のコイルも今は手巻きしていて、機械巻には出せない透明感のある音を再生しています。
何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせて、ドア全体の響きを落としています。
外した内張は粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングを行って、ベーシックのトリプルパッケージの出来上がりですが、これを口で説明すると大変でしたが、同じ年式の車の作業写真を取り出して来たら、けっこう分かりやすいですね。
これでナビオーディオの設定を疑似的に聴かせる機能を全てオフにしたら、「新しく車を買い替えたら、何か疲れる気がするんですよね。」という事は無くなるはずです。
今回は業者の方が2社で合わせて4人来られていたのですが、交互に乗り比べられて、同じぐらいの音量で鳴らしても外に音が漏れて来ないと驚いておられました。
コロナ過になってからはこちらからイベント会場に出向いてデモする事がなく、コロナ後も出向く事が無かったので、体感出来る機会を増やせばもっとベーシックパッケージや防振が欲しいという方も増えるのでは、という出来事でした。
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Posted at
2024/11/17 11:05:52