最近テレビやラジオでこっちのけんとという人の『はいよろこんで』という曲が流れています。
俳優の菅田将暉さんの弟というのと、中にモールス信号を取り入れているのが話題の原因で、何と暮れの紅白歌合戦に出るらしいです。
このモールス信号の部分が『・・・---・・・』で、・・・が『S』で---が『O』だからSOSですけど、実際にはSとOの間が繋がっているので、本当のモールス信号を知っている人からしたら不自然です。
ほとんどの音楽の中のモールスは間のスペースを取っていなくて、連続して来るから途中で読めなくなってしまいます。
過去にライフカードのCMの『・ー・・』は『L』で一文字なので分かります。
他には戦争物の音楽や映画で最後に『――――――』と完全に鳴りっぱなしの時は、基地か戦艦の通信士が攻撃されて前に倒れて、電鍵を押しっぱなしの状態になっている事を表していて、これを聞くととても悲しくなります。
同じモールスでも1980年ぐらいのピンクレディーのSOSの『・・・---・・・』のモールスから始まる曲はお気楽なkんじでしたが。
自分は高校生の時にアマチュア無線の3級の1分間で25文字の送受信の国家試験に合格して、3年生の時には1分間で45文字の送受信の国家試験に合格しました。
当時はモールスの試験に受からないと10ワット以上の出力が出せず、他に電波法と無線工学の試験があって、モールスを使うつもりが無くても無理に勉強しないと上級が取れませんでした。
途中で受信出来れば送信も出来るだろうと送信の試験が免除されて、今では回答用紙に長点と短点が書いてあるのを回答用紙に書き込めばOKと、かなり簡単になっています。
2級の上の1級はモールスの速度が1分間45文字から60文字にアップして、そこまでは付いて行けたのですが、ABCの英文だけでなくあいうえおの和文のモールスの1分間50文字が覚えられず、そこで高校を卒業してからは1級を受けようとはおもいませんでした。
なぜなら高校を卒業して車を持って、カーオーディオの楽しさと、ディスコ遊びを覚えて、難しい和文のモールスを覚えるどころの話では無くなって、違う道に進みました。
高校生の時にモールス信号を一生懸命覚えていた自分は、傍から見たら根暗少年だったと思いますが、途中で普通の若者というか、モールスの早聞き・早打ちで培ったリズム感で、ディスコの曲と曲の間のタイミングを合わせて、ノンストップミックスを作るという技が身に付いて、ディスコパーティーのDJをしたり、FMラジオでDJ-KAZUとして喋ったりで、根暗少年からみごと根明青年に変わる事が出来ました。
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Posted at
2024/11/25 15:57:38