先月ラジオの話を2回に渡って書き込んだら、まあまあ評判が良かったので、調子に乗ってシリーズ化する事にしました。
今日のラジオの話題は、数日前に中山美穂さんが亡くなったので中山さんの楽曲がかかる事が多く、その中の1曲について昭和の時代にリスナーの間違いにパーソナリティーが指摘していた事を思い出したので、ちょっとここで書き込みます。
それは『派手‼』という楽曲についあるリスナーが投稿して、「中山美穂さんの派手の歌詞で、『派手ダメ!』と否定していながら、すぐ後に『派手も良いけど』と肯定していますが、あれはどうなんでしょうか?」という中学生か高校生の投稿だったのですが、『派手‼』の歌詞を知っている人なら正確は『はぁ~でぇ~♪だぁ~ねぇ~♪はぁ~でぇ~もイイけど♪』で、派手がダメではなく、派手だねと言っているので、単なる聞き違えというか、空耳的な投稿でした。
今だったらネットで調べれば直ぐに分かるのでしょうが、そこは昭和50年代ならではの間違い投稿で、シングルレコードを持っていて、歌詞カードを持っていた自分としては、思わずラジオを聞いて噴き出してしまった思い出があります。
中山美穂さんと言えば途中から角松敏生さんの作曲の楽曲がヒットして、作風がガラッと変わったのも印象深かったです。
自分は仕事中はラジオでFM番組を聞いていて、手は動いていても耳はラジオと言う感じで作業をしていて、角松敏生さん作の曲や、角松敏生さん自身の楽曲はキャッチ―で仕事もはかどりました。
よく日本で初めてのラップはMC-ATさんとか、吉幾三さんの『おら東京さ行くだ!』という説がありますが、自分は角松敏生さんの『東京タワー』の最初の部分のラップが日本で初めてのラップだと思っています。
そんなただのリスナーだった昭和の時代があり、昭和60年代に少しFM山口でDJをかじって、そこから20年はFMラジオの番組制作とは無縁の生活をしていたのが、何故か福岡県と山口県にまたがってFMラジオに関わる生活をする様になっていました。
そんなある日、レコード会社のプロモーション担当者から自分の携帯に直接電話がかかって来て、かなり急ぎなのと困っている様子だったので、「どうしたのですか?」と聞いてみたら、角松敏生さんの事で相談があるとの事で、新しい楽曲で23分以上の曲があって、それをフルコーラスかけてくれる番組が無いので、井川さんの所でどうにかならないかという相談でした。
23分というとコマーシャルタイムを飛ばして、前後に振らないとかけられないそうで、それをOKを出すスポンサーが見つからない様でした。
もちろん「その話、当社で受けさせて頂きます。」と即答して、「音楽性を重視してコマーシャルタイムは前後に振ってかまいません。」と言いました。
まさかラジオで流れる曲やトークでしか知らない角松敏生さんに協力出来て、もちろんご本人にお会い出来るとは思っておらず、ラジオに関わる仕事をしているからこそのボーナスみたいな出来事でした。
更にボーナスみたいな事があって、角松敏生さんにデモカーでZSP-MIDとJU60の音を聴いて頂きました。
こういう事もあるので、FMラジオのスポンサーは何だかの形で続けて行っています。
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Posted at
2024/12/09 17:02:55