毎月奇数の週には山陽小野田市の竜王山で、351MHzのデジタル簡易無線の伝搬実験を山口西のグループが行なっていますが、先週は自分が司会・進行のキー局を務めるために、セレナに乗って山頂駐車場に行っていました。
いつものマグネットが3個付いた基台に、90センチの木製ポールを取り付けて、1・5メートルの長さの1・5Dスーパーの細くて高性能の、警察の捜査車両で使っているタイプのケーブルで引き込みます。
車内に入ったら5Dサイズに変換して、5Dを窓を少し開けて隙間風が入ったり、寒くなるのを防いで運用していました。
ただこの日は風が強く、1・8メートル長の2分の1波長3段で、下に4分の1波長ラジアルが横に3本出ている固定アンテナを、90センチの先に付けて、接合部分に力がかかって、西からの風で東方向にエレメントが傾き、電波が西にやや弱く東にやや強いという状態で運用を行なって、東方面の局からは「今までで一番信号強度が強い。」と言われました。
その反面西の方の局からは評判が悪く、1時間ちょっと経ったところであまりに風で傾いているので、エレメントを1メートルの2分の1波長のラジアル無しに変えました。
長さが80センチ短くなって、グラスファイバーポールも細身となり、受風面積が減って全く傾かず安定して交信が出来て、ゲインが7・15デジベルから5・15デジベルに2でジベル減っても、長崎県雲仙市との交信が出来ました。
そこで長崎県側から更に他のエレメントと替えて欲しいとの要望で、55センチの4分の3波長の3・65デジベルの物に交換したら、さすがにこちらでは交信出来ませんでした。
それと1・8メートルのアンテナを外す時に屋根に手をかけたら、強風で3個のマグネットのうちの1個が1センチ弱ぐらい時々浮いていて、強風の時は1メートル長のアンテナに限ると感じました。
351MHzのデジタル簡易無線は無線従事者の試験を受けなくても使えて、災害時に電話回線が使えなくなっても通信が可能で、その時を想定して最低限どの設備でどのぐらい電波が飛ぶかという実験も行なっているので、2分の1波長3段が理想としても、天候を考えれば2分の1波長2段の5・15デジベルのアンテナが無難という事になります。
1時間半の運用で合計22局との交信が出来ましたが、そのうちサウンドピュアディオのユーザーの方は2人で、できれば2割から3割のユーザーさんがおられると嬉しいのですが、もし興味のあるお客様がおられましたら、2名様分の予備を用意してありますので、無線機とアンテナはお貸しいたします。
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ドライブ | 日記
Posted at
2024/12/24 10:04:22