今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業からトヨタの180系のクラウンのマジェスタです。
前後のドアの4つのスピーカーが永年変化で傷んで来たので交換したいという事で入庫して、JBLのクラブ620Fを2セットに交換しました。
同時にベーシックパッケージを取り付けて、ツイーターはJBLのP560Cの物を使用して、全体でJBLユニット6個のシステムを完成させました。
当社これまでクラウンのデモカーを何度も購入して実験していて、180系クラウンを購入した後に200系のクラウンは購入せずに、次に210系を購入して220系は購入せずにと、2モデルに1台の割合で購入して実験していました。
クラウンは車輛アンプがトランクの右に付いている事が多く、ここの配列や特性を常に調べてフラットに近い音が鳴る様にピュアコンの開発を行っていました。
180系と200系はある程度特性が似ていたので買わないでいいだろうという事で、2世代に1台というスケジュールで開発をしていましたが・・
180系クラウンは新車で購入して一度手放して、2017年に中古車を購入して代車として使用している時期があって、お客様からは「豪華で良い。」という声の他に、「大きくて不便。」とか「燃費が悪い。」という声もあって、いつの間にか代車ではなくなっていました。
そんな2回も会社の車として購入していた180系のクラウンなので、セッティングにはそんなに苦労しないと予想していたのですが、何とトランク右のアンプの位置を見たらマークレビンソン仕様でした!
ピットは大慌てをしていましたが、アンプの配列や特性を調べたら、前にデモカーとして持っていたレクサスLSとほぼ同じで、配列はそのまま使用して、ピュアコンの値はLS用を一度入れてそこから動かして合わせていきました。
左右のスピーカーのバランスが取れてステレオ効果でスピーカーとスピーカーの間に音が浮いて来て、センタースピーカーでモノラル成分をプラスしている部分をアッテネーター回路を取り付けて落として、フロントの合計7つのスピーカーが綺麗にマッチングしました。
これまでデモカーを何台も購入して実験しているからこその、複雑なプレミアムサウンドに後付けの製品をピッタリマッチングさせる技でした。
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Posted at
2025/05/19 10:43:07