今日ご紹介する1台は、一昨日の福岡店の作業から、ホンダのNボックスです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
ベーシックパッケージは見た目の変化はダッシュにツイーターが乗っただけですが、実は一度ナビを取り外して真裏から音信号を取り出して、音のロスがほぼない状態でピュアディオブランドのPSTケーブルで送って行っています。
そのためドア内で純正配線から音を取り出しているトレードインスピーカーに比べると、音を帯域分けする前に既に音の差が出ています。
ナビ裏からPSTケーブルのフルレンジタイプでグローブボックス下のピュアコンに音を送って、音を高音と中低音に分離して、高音はPSTケーブルの高音用を使ってツイーターに送り、中低音はPSTケーブルのフルレンジタイプでドアに行く純正配線の途中に繋いで、コストパフォーマンスの優れた音に送り方をしています。
Nボックスではピュアコンのブラックボックス内と後付けコイルの合計4つのコイルを全て井川が一から手巻きしており、その長さは合計で20メートルにもなる長さで、これだけの長さを手作業で巻くと、機械巻きに比べると音の滑らかさが全く違います。
今回の作業はベーシックパッケージのみでドア防振はしておらず、それでも低音は入庫時よりもハリも量も増していて、それはピュアコンを通して不必要な高音域をドアスピーカーに送らず、ペコペコした薄い低音はインピーダンスをやや上昇させて重みを持てせて、スピーカー交換もドア防振もしていないのに低音域を改良しています。
今回の純正ナビは中身はケンウッド製で、その特性に合わせてピュアコンの値合わせとイコライザー調整を行いました。
自分のCDの他にお客様のCDとSDの音源で音を確認して、CDは自分で聴き込んでいる楽曲だったので音のツボは押さえていて、最後に自分が何度も通った事があるFM局の音を聴いて最も生音・生声に近いと確認して音調整を終了しました。
今回のお客様は事前に試聴無しで、Nボックスをデモカーで持っているのと、ネットの評判で購入を決められて、作業中は代車に乗らずに地下鉄で出られていたので、完成したらご自分のお車で初めてベーシックパッケージの音を聴かれて、その立体感とパワフルさには驚いておられました。
午前中に入庫して頂いて、天神で買い物をして夕方近くには完成して乗って帰る事が出来るという、スマートな作業で納車させて頂きました。
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Posted at
2025/07/16 10:23:39