今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、ホンダのシビックです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着したお車に、ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の作業と、ウーファーの取付などを行います。
純正ナビの中身はケンウッド製で、純正スピーカーのままではある程度音を強調する機能を使わないと音がこもっている感じでした。
特に高音域がハッキリしなくて、ツイーターの裏に付いている中低音を入らなくしているフィルターはオレンジ色の小さな物で・・
表から見ると指向性の強い構造のツイーターに、真ん中に丸いプラスティックのパーツを付けて、それで高音を拡散させているので、これでは良い高音は再生出来ません。
作業はまずドアの内張りと防水シートを外して、指で外板裏を指ではじいて、響きの中心と周波数を調べて、どこに何の材質を貼るかマーキングします。
工場装着の四角い灰色のマットの制震も考慮して、4種類の共振点の違う材質を貼り合わせて、ドア全体の響きをスムーズに静めています。
外した内張は裏面に粗目を付ける下処理を行って、意図的にランダムに厚い薄いを作りながらセメントコーティングを行い、乾燥するのを待ちます。
乾燥を待っている間にサービスホールを金属シートで塞ぐ防振を行って、単純な1枚貼りではなく、重なる部分を作って剛性を上げていて、貼った後は切り口を全てシリコンを塗って、数年後に湿気などで剥がれを起さない様に工夫しています。
今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。
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Posted at
2025/07/23 10:11:57