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ピュアディオいがわのブログ一覧

2025年10月18日 イイね!

デリカD5 スピーカーの音質アップ その2


今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、デリカD5の続きです。

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外板裏の響きを確かめた後に、工場装着の防振材の周りを避けて4種類8個の防振材を貼り合わせました。

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シルバーの四角のマットを2分割したので、合計9カ所をピンポイント防振して、ドア全体の響きをスムーズに抑えて、抑圧感の無い適切な響きに調整しています。



外した内張はセメントコーティングの施工を行って、昨日は天気が良かったので天日干しで乾燥させました。

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内張りはあちこちに移動して、右へ左へと動かして施工するので、表面はガッツリマスキングしてあります。

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乾燥してマスキングを外して、吸音フェルトを元に戻して、内張を組み付けたらドアの作業は完了です。

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デリカのお客様は今回初めてのお付合いで、会社の同僚の方のピュアディオで施工された車の音を聴かれて購入を決められたのですが、ドアのスピーカーを純正をそのまま使うというのは、最初はどなたも「本当に大丈夫なのかな?」と思われる様です。


今回ご説明したのは、過去に量販店でトレードインスピーカーを付けられたピアノの講師の方が、あまりに音が変だという事でピュアディオに来店されて、トレードインスピーカーを外してドアスピーカーを元に戻して、ベーシックパッケージを取り付けたら音に納得されたというお話をしました。

そのピアノの講師の方がトレードインスピーカーに不満を持たれた根源は、音にメリハリを付けて音が良くなった様に聴こえさせるために、ほとんどのトレードインスピーカーがピアノの調律の最初の基準になる部分の周波数をバッサリと抑えていて、その周波数はドアでこもりやすい部分なのでそこを出さない様にすればスッキリするのですが、ピアノの講師の方からすればそこを抜くとは考えられない事なので、それでピュアディオに来店されてベーシックパッケージを取り付ける時にドアスピーカーを純正に戻したのでした。

こもった音の純正スピーカーもドア防振とピュアコンを通す事でこもった感じが無くなって、結局必要な音域を落とさず音質改善出来て、音楽に精通された方が聴いても不満が出ない音造りとなっているのです。


そんなお話をして納得して頂いて、代車のベーシックパッケージのドアスピーカーが純正の状態で数日間出かけられてその間に作業をしているという訳です。


そしてAピラーを外して根元までピュアディオブランドのPSTケーブルの高音用で音を送ってきて、JBLのP560Cのツイーターに繫ぎます。

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ダッシュの上にはマットが敷いてあるので、ここである程度吸音する事を考慮して、グローブボックス下に設置するピュアコンはいつもよりツイーターレベルと周波数レンジを多めにして、ドアスピーカーとのマッチングを聴きながら値を選んでいきます。

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ビッグ✕の電源を入れるとデリカD5専用のタイムコレクションとイコライザーパターンが入っていたので・・

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まずはタイムコレクションを全てゼロにして、調整が終わるまでここはゼロのままにして、本来の音楽の正確な音色で鳴る様にします。

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イコライザーを合わせながら同時にピュアコンの値も変えて、生音・生声に近くなる様に合わせていきます。

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最初は足らなく感じる周波数を上げていたのですが、調整が進めば進むほどイコライザーは下げる事はあっても上げる事はなく、中音域から上はほぼフラットが一番滑らかな音になっています。


デリカD5はもう少し音調整を詰めていき、明日に納車させて頂く様に準備していきます。



追伸

昨日みんカラが見れなくなる障害が起こって、『デリカD5 スピーカーの音質アップ その1』が見れない時間がありました。

『その1』をご覧でない方はそちらも是非お読み下さい。

Posted at 2025/10/18 10:36:51 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2025年10月17日 イイね!

デリカD5 スピーカーの音質アップ その1


今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、三菱のデリカD5です。

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鳥取ナンバーのエリアからお越し頂きました。

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アルパインのデリカD5専用のビッグ✕を装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、フロントのベーシック防振と前後のセメントコーティングの施工の、4thパッケージの作業を行っています。

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まずはフロントのドアの内張りを外して、防水シートも外して外板裏の防振を行います。

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デリカD5はスピーカー位置が通常よりも中ほどに付いていて、ドア下部のスピーカー位置に対して中音域の上の方がリスナーにの耳に入りやすいので、ドアスピーカーの上限周波数を決めるピュアコンのコイルは巻きが多くなります。

実はたったこれだけスピーカー位置が上がるだけで、コイルの巻き数は3倍から4倍までの巻き数が必要になるので不思議なものです。

ピュアコンが発売される前の時代で、ノーマルネットワークを使用していた頃はドアの上の方にスピーカーが付いているお客様からは、「自分の車は友達の車に比べて音が悪い様な気がする。」と言われていて、スピーカーの位置の違いにネットワークのコイルの巻き数を合わせていないと、そんな不満が多く聞かれた時期もありました。


ピュアコンの前に市販のネットワークの中のコイルを大きくしてこういった車種に対応している時期もあったのですが、巻き数が極端に多くなり、ネットワークのケースの中に納まらないので外に出して付けたのが、今のピュアコンのブラックボックスの外にドアスピーカー用のコイルが出ているというスタイルの原型になっています。


外板裏に手が届く様になったら指で鉄板をはじいて、響きの中心と響きの周波数を調べて、どこにどの材質を貼るかをマーキングします。

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このデリカD5は外板裏の真ん中に横に一直線に防振材が貼ってあり、これを含めた状態でドア全体の響きをコントロールします。

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リアのスライドドアの内張りも外して、前後の内張のセメントコーティングを行います。

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マスキングを行って、機械でツルツルの裏面に粗目を付けて・・

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奥の狭い部分はピックを使って粗目を付けていきます。

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下処理が終わったらコーティング剤を規則性を持たないランダムな状態で塗っていきます。

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今の時点ではここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。

Posted at 2025/10/17 10:17:59 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2025年10月15日 イイね!

ライズ カーオーディオの音質アップ その1


今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、トヨタのライズです。

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ピュアディオとは18年お付き合い頂いている方で、今回新車にお乗り換えでオーディオレス車を購入されて、フルシステムの移設取付を行っています。

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まずはフロントとリアのドアの内張りと防水シートを外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。

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外した内張は前後ともセメントコーティングの施工を行います。

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更にリアサイドの鉄板の響きを調べて、どこにどんな材質を貼るかをマーキングして、防振マットと防振メタルを貼り合わせて鉄板の響きを抑えます。

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リアサイドの内張にもセメントコーティングの施工を行います。

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前から後ろに電源ケーブルとリモートケーブルとスピーカーケーブルを4ch分リアまで引いて・・

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トランクリームにパワーアンプとチャンネルディバイダーとピュアコンなどを取り付けます。

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リアで中音と高音を分離するので。スピーカーケーブルはツイーター用とミッド用の4系統になって高音質化を図ります。


ダッシュの上には広範囲にマスキングして、JU60用のワイドスタンドを製作しています。

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現在システムとしては基礎作りの段階が終盤に入っていて、後半の機器やスピーカーの取付は次回以降にお届けしたいと思います。

Posted at 2025/10/15 11:43:03 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2025年10月13日 イイね!

RAV4 スピーカーの音質アップ


今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の作業から、トヨタのRAV4のPHVです。

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左側に給油口で右側に充電用ソケットが付いている、電気とガソリンの両方で走るお車です。

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上から車が見れるカメラ付きというか、車が透明に見える最新型のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。

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まずはドアの内張りとインナープレートを外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。

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内張りを閉じると見た目はそのままですが、ドアの開閉時の重厚感が増して、スピーカーの音の音が鉄板で残響するのが減り、外部からのロードノイズの進入も減ります。

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ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、ダッシュの上のツイーターは向きとユニットの質感が悪いので使用せず、スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATXー25ツイーターで上質な高音を再生させます。

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純正ではドアの16センチスピーカーは高音域までフルレンジで鳴っていて、必要無い音域までマラしているので音にこもりがあって、そのこもりの原因になっている周波数はピュアコンでカットして、更にインピーダンスをやや上昇させて音に重みを持たせて、元の音から変えた上でツイーターの上質な高音とプラスさせています。

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現在のピュアコンはメインユニットも後付けのコイルも全て井川が一から手巻きしていて、以前の機械巻したコイルをほどきながら適正な値を探っていた時に比べると、後一歩でなかった音の透明感が表現出来る様になりました。


これまでRAV4はかなりの台数の作業をしていますが、純正のディスプレイオーディオが途中で世代が変わっていて、内蔵のアンプのクセが違っているので、ピュアコンの値は現行の特性に合わせて一から選び直しています。

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トーンコントロールを大きく動かせば全体のレベルを合わせる事も可能でしょうが、トーンは1クリック動かした所で音がまとまる様にしないと、音に違和感が出てスムーズではないので、全体のレベルが合うのではなく、本来の音楽に近い状態に合わせるために普通で言うところのネットワーク回路の値を年式ごとに変えています。

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スマートフォンやFMラジオを使って音の確認を行って、入庫時とは全く違う生音・生声に近いサウンドに合わせて出庫させて頂きました。

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Posted at 2025/10/13 10:18:22 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2025年10月12日 イイね!

ヴェゼル スピーカーの音質アップ


今日ご紹介する1台は、本日の福岡店の完成車から、ホンダのヴェゼルです。

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オーディオレス車にケンウッドのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。

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まずはドアの内張りと防水シートを外して、何も貼ってない外板に4種類の防振材を貼り合わせます。

黒い四角いマットと、シルバーの四角いマットは2分割して貼って、見えない部分に丸い黒いマットが貼ってあり、ゴールドの防振メタルと合わせて合計4種類が貼り分けてあります。

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響きの中心とその周波数によって貼り方を変えて、ドア全体の響きを抑えて、スピーカーの音が詰まって聴こえない様に工夫してあり、合計10カ所のポイントを押さえて防振を行っています。


防水シートをドアに戻すと吸音ゴムが貼ってあり、ここに何も貼ってない車に比べると1・5層ぐらいの防振効果になります。

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内張りを元に戻せば鉄板の残響が減って音質もアップしたプレミアムなドアになっています。

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スピーカー構成はドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、ダッシュの先端のツイーター位置は高音を全てガラスの反射で聴く様になるので使わず、スタンドを使って適切な角度を付けて、ガラスの反射の無い綺麗な高音の再生を行っています。

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ドアのスピーカーはそのまま使用しても防振の効果とピュアコンを通す事によって別な音に生まれ変わって、今回はオプションのSSFを加えた事でドアスピーカーの音のキレが更に増しています。

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ツイーターの高音域の下限周波数と、ドアスピーカーの上限周波数はブラックボックスとと付けのコイルの値で決めていて、何度もユニットを交換して生音・生声に近く、それでいてドアスピーカーとツイーターの音の繋ぎ目が全く分からない様な絶妙なセッティングを行っています。


ナビの中の調整機能の調整では、この機種では最初から全てのスピーカーに114センチのタイムディレイがかかっていて、これを最初に全てゼロにしてから音調整に入りました。

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サブウーファーは接続されていませんが、使っていないスピーカーまで全てゼロに合わせないと、繋がっているスピーカーにも微妙に影響してきます。

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ケンウッドには様々な音を強調する機能が入っていて、それは純正でこもっている状態にカツを入れるための機能で、音が整っているとこれは邪魔になってきて、でもK2テクノロジーだけは入れるか入れないかかなり迷いました。

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結果としてK2テクノロジーを使わずにイコライザーを上げ気味にする方が音のレベルは同じでも本来のボーカルの声に近く聴こえて、高音域の方は何カ所かイコライザーを上げてメモリーして音調整を終了しました。

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ベーシックパッケージと言っても付いているナビの種類の音の傾向に合わせてかなり微細に調整していて、またピュアコンの値も細かく探っているので、取り付ける点数がパッケージ化されていますが、実際には1台1台職人の技で音を追い込んでいます。

Posted at 2025/10/12 10:42:48 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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