今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業からスズキのワゴンRです。
クラリオンのナビオーディオに純正スピーカー状態で入庫となりました。
ダッシュ上にJBLツイーターを取り付けて・・
インナーバッフルを製作してドアにJBLのPシリーズの13センチミッドを取り付けました。
ドアスピーカーとツイータのバランスはグローブボックス下のピュアコンのパーツの値を交換して調整します。
ワゴンRはドアスピーカーの位置が低いためにミッド用のローパスのコイル巻き数は少なめな物から選びます。
逆に日産のデイズの様な車ではコイルの巻き数は多めになります。
スピーカーの取り付け位置による音の耳に入り方とスピーカーの特性によってコイルの巻き数を細かく変えているので棚の上には沢山ストックがあって、その中でも本当に合うコイルは1個しか存在しないから常に沢山のストックを備えているのです。
セパレートスピーカーに付属のネットワークではコイルが交換出来ず、合おうが合うまいが同じコイルを使用しているのが現実で、昭和の時代はメーカーが「付属のネットワークはとりあえずこれで音が鳴りますという程度の物なので、各お店がいいパーツを使った物を作ったりコイルの巻き数もスピーカー位置に合わせて変えて下さい。」と言っていた事があります。
そうはいってもかなりめんどくさくて、自分がネットワークを組み始めたのは平成に年号が変わってからでした。
当時はB&Wの801型スピーカーで音楽を聴いてその音を頼りにネッツとワークのコイルを選ぶという手法でしたが、2006年から直接生演奏で聴いた事のあるアーティストさんや直接生の声で聞いた事があるアーティストさんの楽曲を使って調整に変更しています。
運転席に乗って音を聴いて、コイルの変更が必要だったら助手席側に待機しているスタッフに行って巻き数を上げたり下げたりしています。
コイルの巻き数がピッタリ合った所ではアーティストさんの楽曲や声が最も生に近くなり、「ピタッと合った!」という感じがします。
更にいい巻き数を通り過ぎると段々音が悪くなってきて、「さっきの所がピークだったんだ。」と分かります。
コイルの巻き数がピッタリ合った所でイコライザー調整に入って、これから納車の準備に入ります。
Posted at 2014/05/24 10:11:45 |
トラックバック(0) |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン