今日ご紹介するのは現在の宇部店の作業からポルシェのカイエン・ハイブリッドです。
ベーシックパッケージ+ドア防振の作業でお預かりしていますが、予算の上限を決めて頂いて後はお任せの作業です。
カイエンのハイブリットは初めての作業で、何も考えずにあちこちカプラーを外したらエラーが出るので慎重に作業を行いました。
フロントスピーカーは3WAYの構成でドア下部のスピーカーは完全なウーファーで・・
スイッチパネルの前方に中音用のスコーカーがあります。
ツイーターはフロントダッシュの前方の端にあり、この場所でツイーターを交換しても反射の問題で大きく音質を改善出来そうもないのでダッシュ上にツイータースタンドを取り付けて前方を向けてツイーターを取り付けます。
ツイーターには簡単なハイパスフィルターが付いて中低音が入らない様になっていますが・・
リアの車両アンプでは事前に高音と中低音に分かれたマルチアンプになっていて、
アンプ内蔵のチャンディバであらかじめ大きく帯域分けして、その後にツイーター裏のハイパスフィルターで更に中低音を絞っているという構成です。
そのため今回はいつものP560のツイーターではなく、高級タイプのJU60ツイーターを使った贅沢なベーシックパッケージにして解像度を上げました。
最初に塗装前でパテ形成前のスタンドで鳴らして、角度や向きが決まってから本格的に作り込みます。
完成後がこれです!
そして音決めするピュアコンは今までの値ではピッタリマッチする物がなく、新型ハリアーの時同様に専用設計で一から作りました。
作ると言っても組み立てては取り付けて鳴らして改善しての繰り返しで、当初予定していた納期よりもかかってしまいました。
サウンドピュアディオは似た様な純正システム構成のパナメータを過去に2台買っていて、どちらかというとポルシェに強い店ですが、それでもこれだけ時間がかかっているという事は他の専門店では手に負えないでしょう。
配線は変更も考えて宮中配線で音を鳴らして音決めを行っていたのですが・・
ドアスピーカーの周りが震えてどうも解像度が上がりません。
そこで響きのポイントを探ってマーキングして裏に防振メタルを貼って振動を抑えました。
一度鳴らしてメタルの貼る位置のパターンを変えて振動を抑えながらも心地よい響きは残す貼り位置を探しました。
かなりの時間がかかって楽器本来の音やボーカルが歌っている声に近い音色になったので、これから細かい仕上げの作業に入ります。
Posted at 2014/06/13 12:55:49 |
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