札幌店滞在も最終日になりました。
今朝はやや曇がちの天気も午後からは晴れています。
今日は昨日の夜に東北から来店されたお客様の作業を行っております。
現在代車で北海道観光をされていて、その間に作業を行っております。
そのお客様から「社長は目の前の空港で降りて歩いてこられたのですか?」と質問されたのですが、目の前に空港がありながらここは道内便しか飛んでいないのと、千歳と丘珠間は近すぎるので便がありません。
福岡⇒函館便があれば乗継でここまで来れるのですが・・
さて本題に入って今日は写真は沢山あるのですが、まだ整理していないので明日以降にご紹介する事にして、福岡から来る途中に飛行機の中で読んでいた書籍をご紹介します。
『間違いだらけの自動車選び』でおなじみの自動車評論家の徳大寺有恒さんの『自動車を変えた言葉』という本です。
辛口評論で日本車の安直な作りを非難して、アメリカ車を小型に模倣した様な日本車が今ではヨーロッパ車よりに向いて来たという方向に導いて来た人と言っても過言ではないでしょう。
ちょうど自分が高校生の時に『間違いだらけの車選び』の最初のものが出版されて、同級生から「気分が悪くなるからこの本は読まない方がいい。」と言われたのを覚えています。
その時は読まなくて社会人になって数年経った時に続編を読んで、「自分が選んだ車ばかりが悪く書いてある!」と思いました。
その頃は安い割にあれもこれも付いてる、こういう使い方もああいう使い方も出来るみたいな車を買う事が得だと思っていて、基本がしっかりしているからなどという選択肢は持っていませんでした。
その後もあまり高い車というか、いい車を買う機会もなくて、1999年に「もう地球も終わるかもしれないから、最後に・・」とポルシェ911を買って乗った時に初めて『間違いだらけの車選び』に書いてある事が本当だとわかりました。
ちなみに911を買う少し前に乗っていた車はカローラのディーゼルのバンで、「贅沢は敵だ!」ぐらいに思っていました。
カローラのディーゼルの前には1500㏄のカローラⅡのディーゼルに乗っている時期があって、その振動の多さに比べたらカローラの2000㏄のディーゼルは贅沢なぐらいで、『我慢・節約・貯蓄=美徳』という人生を歩んでいましたが、結局どこかで違う道を歩み出し、今の生活スタイルになりました。
生活スタイルが変わると『間違いだらけのクルマ選び』も悪口ではなく真実だという事が分かり、目先の得を選んだ昔の自分の安直さが痛いほど分かりました。
最後に我慢や節約の代名詞と言われたディーゼルがトルクがあって排ガスも綺麗というクリーンディーゼルに代わり、現在ではガソリン車よりも納期を待たないといけないという逆転現象が起こっています。
最近ピュアディオでは新型デミオを代車で買うかどうかの議論をしていて、「ディーゼルは贅沢だから買うならガソリン車でしょう。」と自分が言った時に、「あー、時代は変わったんだ。」と思いました。
Posted at 2014/08/14 15:10:15 |
トラックバック(0) |
世間話 | 日記