井川ブログではおなじみの新型デミオとCX-3のカーオーディオの音質の差ですが、お客様からお預かりしていたCX-3が1週間預かりだったために隣にうちのデミオを並べて比較試聴を行っていました。
ベースのマツダコネクトの性能に差があるためにデミオ側が明らかに不利だったのですが、時間をかけて追い込んでその差がほぼ分からないレベルまで進化しました。
他のマツダコネクト車との差はバス・トレブル・フェダー・バランスのどれかを1クリックでも動かせば音が痩せてしまい、かといって何も操作しないと音がこもってしまいます。
そこであらかじめドアスピーカーの交換とピュアコンのパーツのオプションが必要になりますが、時間をかけてあれこれと組み合わせを変えていたらCX-3のドアスピーカーを交換したものとほぼ同じ音にする事が出来ました。
これで自分がデミオを運転していてCX-3とすれ違っても劣等感を感じる事もありません。
当初は外部アンプやアンプ付きイコライザーなどで音質を上げるという案もありましたが、それでなくても電圧変動でバグり気味のデミオのマツコネですから、その方法はいずれ問題が出るという事で避けています。
そしてデミオのオーディオのもう一つの問題のアイドリングストップからセルが回ってスタートする時の音の不快感ですが、スイッチパネルを取り外してアイドリングストップキャンセラーを取り付けようとしたら・・
他のマツダ車と違ってスイッチがスイッチでないというか、ゴムに金属がはまっていて、そこを押したら基盤の銅箔に直接当たって導通するという驚きのコストダウンが行われていました。
アイドリングストップの命令は基盤に付いているパーツを通して行われているので、ここにキャンセラーを入れる作業はかなり苦労して、しかもケースはネジ一本も使っていないプラスチックだけのはめ込みでした。
大衆車の価格で優れた足回りやシャーシーでかなりのコストがかかっているので他の部分のコストダウンは仕方ないのですが、逆に考えればこういう部分があると我々の様な特殊な技術が活きるから嬉しい部分でもあります。
そんなこんなで我がデミオはCX-3に劣等感を感じる事が無い仕様になったつもりが、もう一つナビの表示や動作が劣っているという部分が残っていました。
マツダコネクトの横にポータブルなナビでも付けようかと分解したら・・
ディスプレイの下にL型金具でつながっているユニットがありました。
お客様の車両では絶対に出来ないのですが、そこは自分の車なのでエラーが出ること覚悟で導通しているコネクターを外してどこがどの線か調べました。
そして付いているネジを全て取ったらここまで分解出来ました。
これならケーブルを延長してグローブボックス内にマツダコネクトを移動させて別ナビと別デッキが付けられると思ったのですが、延長するための細いシールド線が手元にありません。
ちょうど目の前に測定器様の細い高性能シールド線が目に入って・・
予備の測定プローブがあったので分解して使いました。
これは25000円するのですが、シールド線が届くのを待っていたら作業が止まるのでここから取りました。
それからかなりの手間がかかり延長コードが出来てデスプレイはグローブボックス内に移動出来ました。
きちんと機能も動作しています。
そして1DINのパネルを製作してデッキとポータブルナビを付けようと思いましたが、やはりここはサイバーナビの1DINの物かな?と迷っています。
完成後は後付けオーディオとマツダコネクトの両方が試聴出来るデモカーとして使う予定です。
ただ今日からは東京でアーティストさんのプライベートスタジオ関係の仕事があって、これから出張するので福岡店が次に開くのが木曜日で、それまでは作業は一時中断します。
飛行機では工具を運ぶ事が出来ないので、時間がかかっても新幹線に乗って東京に向かいます。
Posted at 2015/03/30 09:40:41 |
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