V36セダンの後期型です。
日産純正の異型パネルのナビオーディオ付きで入庫して、ベーシックパッケージの取り付けとドア防振の施工を行っていました。
ドアスピーカーは16センチウーファーにドア上部に中高音用のスコーカーが付いた2WAY構成です。
ダッシュ上にJBLの外ドームツイーターを取り付けて、純正スコーカーは中音のみの再生にして3WAY構成のベーシックパッケージを取り付けていました。
このV36用のベーシックパッケージは前期型と後期型で微妙に純正オーディオの特性が違うために別パッケージで2種類用意しています。
今回は2度目の入庫で、ドアスピーカーをJBLの16・5センチのP660に交換しました。
ただスピーカーを交換するだけでなく、今までのスコーカーを加えた3WAYで行くのか、それともスコーカーを鳴らさずに2WAYにするのか、どちらか音が良い方を選ぶという判断をしないといけませんでした。
この日産純正のスコーカーはドア内張りに付いていて、純正にしてはしっかりとしたフレームなので使うか使わないか迷いました。
あっ、そういえばこのドアはセメントコーティングしてあるので剛性が上がって表面がカチカチです。
年々ドアのプラスチックが柔らかくなって、「前に乗っていた車の方が音がカチッとしていた。」と言われる方にはピッタリの施工です。
手作業でグチャグチャに塗っている様ですが、厚い薄いを意図的に作って、それに規則性を持たせない事で振動を通過させない様にしているのでランダムに塗っているのです。
ドアのセメントコーティングの威力もあって、ドアからの中音域もしっかり出ているので2WAY構成で再生する事になって、グローブボックス下に組んでいるピュアコンのパーツ構成を変えて2WAY対応に変更します。
そのためコイルの巻き数を3分の1以下にしないといけなくて、3分の1から徐々に巻く数を変えて音を合わせました。
最後にナビオーディオのバス・トレブルを動かして音調整を行いましたが、やはり2トーンでは調整出来ない周波数が多いのでピュアコンでの調整が肝になります。
お客様はピアノの演奏に主に聴かれるということで、自分がPA無しの生演奏で何度も聴いた事のあるアーティストさんのピアノ演奏のCDを使って調整して、「驚くほど音が良くなった!」と納得して頂ける音に仕上がりました。
追伸
スカイラインのあった場所には次の作業車の日産のティアナが入っています。
Posted at 2015/04/09 12:37:23 |
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