今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からホンダのN‐ONEです。
カロッツェリアの楽ナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
まずはインパネを分解してナビを取り出します。
次にナビ裏から音信号を取り出してグローブボックス下のピュアコンに送ります。
N‐ONEの純正スピーカーを使用した時の特性に合わせた値のピュアコンを装着しました。
実はN‐ONEのベーシックパッケージとN‐BOXのパッケージの値は何故か同じ物が使えます。
こちらのN‐ONEのドアスピーカー位置に対して・・
N‐BOXのスピーカー位置は耳の到達まではやや離れた距離にあります。
音が出てから耳に届くまでの減衰に差があるのですが、それぞれのドアスピーカーは色が黒と灰色で材質が違っていて、何故か耳に届いた時は特性がほぼ同じになるために同じパッケージを使用しています。
ピュアディオではN‐BOXを買ってデモカーとして実験していますが、何度交換してもN‐BOXとN‐ONEは同じ値がピーク値になります。
ただN‐WGNも買っていますが、こちらは全く別な値がピークになるから不思議です。
他にベーシックパッケージで不思議なのが初代デミオと2代目デミオが同じ値なのは形状が似ているから当たり前ですが、3代目デミオまで同じ値になりました。
形状が極端に違うから他に合う値があるだろうと何度変えても初代や2代目と同じ値がピタッとします。
おそらくメーカーが耳に届く時点での特性を合わせているとこういう事が起るのでしょう。
かと思えばV36スカイラインみたいにマイナーチェンジで特性が変わって、パッケージの内容を変えないといけない車もあるので、このベーシックパッケージの開発は常に気が抜けません。
おっと、パッケージの説明が長くなりましたが、次の工程はAピラー部を外してピュアコンからケーブルをひいてきてダッシュにツイーターを取り付けます。
プレミアムな軽なのでピラーにエアバックが付いていて、この形状ではピラー埋め込みが出来ない車種です。
ダッシュ上にピュアディオ製スタンドを使って25ミリサイズ外ドームツイーターを取り付けます。
このブログでやたら外ドームと言っていますが、逆に内ドームはどうかという写真を載せますと、内側にへこんだ状態のツイーターなので拡散性がなく直進性の強い形状です。
真ん中にプラスチックのパーツがあって、そこで音を拡散して広げていますが、これなら最初から外ドームで拡散した方が音が自然なのでは?と自分は思って外ドームを推奨しています。
直進性の強い物に拡散させるパーツを付けると音がややこしくなってスタジオ的な鳴りにならないので避けていますが、『音離れがいい!』とか『音数が多い!』とか『好みの音がする。』などと評論家の先生が評価していますが、自分はスタジオの音やボーカル本人の声や生の楽器の音を聴く機会が多いのでその手の話は信用出来ません。
おそらくよほどの物が出てこない限りこれからも外ドーム25ミリサイズにこだわり続けるでしょう。
全ての組み立てが終わったら楽ナビのイコライザー調整を行って納車の準備です。
ベーシックパッケージはその車種・そのシステムの限界まで最もいいパーツの組み合わせで納車しているので、安心してお車を預けて頂けます。
Posted at 2015/04/16 13:48:10 |
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