今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業からトヨタのハリアーです。
トヨタ純正の大型ナビ付きで標準の6スピーカー仕様のお車に、ベーシックパッケージとドアスピーカーの取り付け、そしてドア防振の施工を行ないました。
現行ハリーアーには標準スピーカー車とJBLのプレミアムサウンド車があり、ドアスピーカーは同じサイズの16センチです。
標準車はドアをフルレンジで鳴らしてダッシュにツイータープラスで・・
JBL仕様はドアの16センチが専用アンプで低音を送り、ダッシュにスコーカーとツイーターをコアキシャルにした物に車両アンプから中高音を送っているマルチアンプ構成です。
今回は標準仕様車で、ダッシュのツイーターは鳴らさずにドアから中低音を鳴らし、以前乗られていたお車から移設して来たJBLの25ミリ外ドームタイプのツイーターを取り付けました。
ドアスピーカーは純正を取り外し、16・5センチサイズのJBLのP660のミッドバスに交換しました。
このスピーカーは現行ハリアーの取り付け位置と相性が良くて、標準仕様車にはインナーバッフルを製作して取り付けるだけですが、JBLのプレミアムサウンド車にはインピーダンス変換を行なって車両アンプと整合性を合わせれば、まるで最初からオプションで用意されていた様なマッチングで音質がアップします。
そしてスピーカーを交換して低音がアップするのを支えるためにドアに防振作業を行います。
防水ビニールを外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振を行なって、外後にサービスホールを塞ぐ防振を行ないました。
更に内張り裏のプラスチックに下処理を行なって、セメントコーティングも行ない、片ドア3面のフル防振の状態にしました。
これは塗ってまだ間がないので、徐々に色が変わって乾いて行く途中の状態です。
乾くと重さも軽くなり、元のプラスチックにマットを貼った鈍い音と違い、カチッという心地良い響きになります。
それとリアのドアには静粛性をアップさせるために外板裏にベーシック防振をプラスしました。
純正の大型ナビを一度取り外し、裏から音信号を取り出してグローブボックス下のピュアコンに送ります。
以前に乗られていたお車にはベーシックパッケージを取り付けられていたので、それを外して使える部分はそのまま移設しているので、ツイーターと一部のケーブルとブラックボックスはそのまま使用して、ドアのケーブルとコイルを新たに購入して頂き、ブラックボックスは少し中に手を入れて特性を変えたので、極力無駄の無い取り付けが出来ました。
全ての結線が終わったらイコライザー調整を行って音を整えます。
今回のトヨタ純正の大画面ナビはグラフィックタイプではなくパナメトリック方式で、動かす周波数を探してその後で動かす幅を決めて、それからレベルを動かして調整します。
ちょっとナビ側が低音が出気味だったので少し絞って、絶妙な音のバラスで納車致しました。
Posted at 2015/11/30 10:55:41 |
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