今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフⅦのヴァリアントです。
純正の異型パネルのナビオーディオにスピーカーとパワーアンプを取り付けました。
ゴルフⅦはグローブボックス内にCDとSDのプレイヤーがあって、その裏側にパワーアンプが付いています。
ここのスピーカーアウトにハイローコンバーターを入れて、RCA信号を作り出して、それをパワーアンプにつなぐのが普通のやり方ですが・・
ピュアディオではオーディオテクニカ製の4chのハイローコンバーターの内側2chを撤去して、大型のパーツを入れて音質アップを図って使用しています。
メーカー品に比べたらとんでもなく太い線を、中のパーツから直接取り出しています。
他には使わない部分に信号が回らない様にプリント基板の銅箔を部分的に切り取っているなどの配慮がしてあります。
メーカー品のハイローコンバーターをそのまま使用したり、ハイローコンバータ内蔵のプロセッサーアンプは、音質が確実に劣化するのでまず使う事はありません。
一度失われた音は後から足す事が出来ず、先日他店で18万円のプロセッサーアンプを取り付けた車を聴きましたが、明らかに音がカサカサして新鮮さが失われていました。
ハイローコンバーターでRCA化された信号はピュアディオブランドのSKYのRCAケーブルでラゲッジまで送り、ナカミチのPAー2002に接続します。
パワーアンプの上にはボードを作って、ラゲッジの荷物が当たっても影響が無い様にしてあります。
スピーカーはフロントドアに片ドア3面のフル防振の施工をした後、アウター・スラントのバッフルを製作して、以前に乗られていたお車からZSP-MIDを移設して取り付けました。
ツイーターはダッシュ上にワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けています。
パワーアンプ付きのフロント2WAYシステムの接続が終わり、エージング用のCDを何枚か再生した後に調整用のCDを再生して音調整を行ないます。
グローブボックス下にはブラックボックス4連とMTL・SSF・SWRの3品を加えた合計10ピース構成のピュアコンを取り付けて、4個のユニットの数字の組み合わせを変えて音調整を行いました。
イコライザーではレベルの上げ下げしか出来ませんが、ピュアコンの10ピース構成では4ポイントの音のレベル調整と、インピーダンスの上下を変える事で微妙な音色の調整をする事が出来ます。
ゴルフⅦの3トーンの調整は中高音はフラットでも良かったのですが、低音がやや出過ぎだったので、バスを下げてバランスを取り、聴感上でほぼフラットになり、普通のカーオーディオ専門店で作る音よりも、かなり艶がある状態で仕上がっています。
この仕上がりを聴く限り、これからもハイローコンバーター内蔵のアンプ付きプロセッサーを販売する事は無いでしょう。
現在はボンネットを開けてバッテリーチャージを行なっていて、お客様が取りに来られるのを待っている状態です。

Posted at 2017/03/18 14:41:24 |
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