今日ご紹介する1台は、昨日に引き続き現在の福岡店の作業から、トヨタのカローラスポーツです。
カロッツェリアの楽ナビの9インチタイプを使ったベーシックのWパッケージの開発で、昨日は防振部分の解説でしたが、今日はベーシックパッケージの開発の解説をお届けいたします。
スコーカーグリルに見える純正ツイーター位置は使わずに、その端にシンプルスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取付けます。
楽ナビから音信号を取り出して来て、グローブボックス下にMDF板を敷いて、その上にピュアコンのユニットを取付けて、ATX-25と純正ドアスピーカーに音を分配します。
カローラスポーツのスピーカーグリルは、見る角度によっては中のコーンがしっかり見えるぐらいの音ヌケの良さで、ドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルはやや巻き数を多めにしてマッチングを取りました。
ツイーターの周波数レンジも広げて狭くしてとブラックボックスを交換して、ピッタリのマッチングを出すのにこれだけのパーツを交換しました。
ピュアコンのマッチングが取れたら楽ナビのイコライザーを調整して、音を整えたら完成です。
しかし実際にお客様が希望されているのはATX-30のために、ここでツイーターを付け替えてマッチングを取り直します。
ATX-25のスタンドに比べて30の方がスタンドのかさが高いのは、後ろから出ているケーブルが太い為に、それに合わせてスタンドを作りと、どうしても同じ高さにはならないので、この見た目になっています。
ピュアコンはオプションをあれこれと取付けて、最終的には合計10ピース構成のフルバージョンとなりました。
ATX-30でフルバージョンでマッチングを探ったら、こんなにユニットの交換が必要で、色々な組み合わせの中で「これが一番生音・生声に近い!」という組み合わせを見つけて、写真で見ると簡単そうに見えても、長い一日が終わりました。
イコライザーはフラットでもきちんと音楽が聴けるレベルですが、数カ所1クリック動かして、もうこれが限界!というところまで音を追い込んでいます。
カローラスポーツのお客様は12月に納車されたそうですが、ブログで見てもまだカローラスポーツの入庫が無くて、誰かが入庫するまで待っていたけど待ちきれなくなった、という事で入庫して頂いて、1台目のために少しお時間を頂いてWパッケージの開発をさせて頂きました。
ベーシックパッケージは基本パッケージでも十分に良い音で音楽が聴けますが、オプションを加えれば更に魅力が増す、アドオンシステムというユニークな考えと、演奏者やボーカリストの方の生音とご意見を取り入れた、今までにありそうで無かったシステムです。
Posted at 2019/03/10 10:10:22 |
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