今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、ホンダのS660です。
ホンダ純正のディスプレイオーディオを装着したお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工と、ドアスピーカーの交換を行いました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
全面に同じ材質を貼るのではなくて、響きの中心とその周波数を最初に調査して、共振点の違う材質をピンポイントで貼る事で、ドアが重たくならない割に防振効果が高く、響きのピークが出来ないので心地良いサウンドを鳴らす事が出来ます。
純正の16センチスピーカーを取り外して、JBLのクラブ602CTPのミッドに交換しました。
ツイーターはダッシュにスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-30Jを取り付けて、広い周波数レンジの高音を再生させています。
S660は純正の音信号を取り出すのにかなり広範囲に分解する事が必要で、ドアにはピュアディオブランドのPSTケーブルを通しているので、今回の作業は1日では仕上がらないので、2日の工期が必要となりました。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、4ピース構成のピュアコンを取り付けましたが、今回の組み合わせはS660では初めてだったので、S660にATX-30Jを使ったベーシックの値をスタートして、何回かブラックボックスとコイルを変えて、最も生音・生声に近い組み合わせを探しました。
この組み合わせでは低音が強く出る傾向があって、トーンコントロールで低音を下げたり高音を上げたりして、ピュアコンの値の組み合わせと合わせてかなりのパターンを試聴して、最も良い組み合わせを探しました。
何度も試聴を繰り返して、「もうこれ以上生音に近づかない!」という組み合わせにたどり着いたので、そこで調整を終了しました。
コイルとコンデンサの値が変えられない、市販のパッシブネットワークでは絶対に表現出来ないレベルの音を表現出来るのがピュアコンの良い所で、多くのお客様から「予想していたよりも音が良かった!」と言われていて、S660のお客様はそんな知人の方の評判を聞かれて、来店されたそうです。
Posted at 2022/02/14 10:38:37 |
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