今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、ホンダのNボックスカスタムの続きです。
リアドアの内張を外して、インナーパネルの響きを調べて、響きの中心を見つけてマーキングした後に、防振メタルを貼って行きます。
防振メタルは見える部分が銅ですが、中は複数の金属が多重構造になっていて、それぞれの共振点が違う事を利用して、小さなメタルですが広い周波数と広い範囲に効果が得られる様にしてあります。
この写真は以前テレビ番組で取り上げられた時の1カットを写したものです。
外した内張はセメントコーティングの施工を行って、乾燥するのを待ってから、スライドドアに組み付けます。
フロントのドアの外板裏は、低い響きの部分には防振マットを貼って・・
カーン!という高い響きの部分には防振メタルを貼ってベーシック防振とします。
サービスホールには金属シートを貼って、一枚をそのまま貼るのではなくて、複数枚で重なる部分を作って芯として固くして、切り口には全てシリコンでコーキングして、将来剥がれが起こらない様にします。
ブチルゴムを一切含まない金属のみのシートを使う事で、心地良い音色を再生させています。
フロントの内張もセメントコーティングを行って、こちらはこれからアウターバッフルの施工を行うので、遠赤外線ヒーターを使って早く乾燥させて、次の工程に入ります。
オーディオレスの部分にはまだ何も手を付けておらず・・
Nボックス用の専用のキットが届いたので、これから作業に入ります。
作業はまだまだ続いて、これより先はその3でお届け致します。
Posted at 2022/05/11 10:34:20 |
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