今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、トヨタの新型アクアです。
今度のモデルから全車ディスプレイオーディオ付きになって、2種類のディスプレイの大型の方のお車に、ベーシックパッケージの取付を行いました。
新型アクアのドアのスピーカーグリルが特殊な形状で、音のチューニングにはかなり神経を使います。
純正の16センチスピーカーはそのままに、ダッシュにスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取り付けて、フロント2WAYシステムとします。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンのブラックボックスのRRタイプと、白いボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルを取り付けました。
見た目は同じ4ピースでも、RRタイプのブラックボックスと、手巻きしたコイルで音のクオリティーはこれまでより高くなって、ディスプレイオーディオの限られた音性能を最大限に引き出します。
全ての結線が終わって音が出て、トーンコントロールを動かしたのですが、レベル的には合っていても、今一つ音がぱっとしないので、指定値からトーンを動かしても改善された気がしません。
音調整では最終的にはDEENさんのプラスティックラブで合わせていて、5月3日にボーカルの池森さんにお会いしたばかりで、少しでもズレているとかなりそこが気になってしまいます。
その理由がベーシックパッケージの開発表が違うタイプのディスプレイオーディオで出されていて、大型のディスプレイの方はプリ段かパワー段で音の傾向が変わっていて、大型ディスプレイ用に一からピュアコンの値を探り出す事にしました。
標準ディスプレイ車の開発では宇部店でこれだけのブラックボックスとコイルからパッケージを探り出したのが・・
更にそこから福岡店であーでもない、こーでもないと値を変えて何度も試聴を繰り返して、新型アクア大型ディスプレイオーディオ車のベーシックパッケージが完成しました。
ベーシックパッケージは入門者用のパッケージという位置付けですが、現在のディスプレイオーディオ車になってからは、開発にかかる時間や予備のパーツなどの準備で、これまでの純正オーディオに比べたらかなり情熱をもって取り組まないとなかなか良い音にはたどり着けません。
新型アクアの大型ディスプレイ車のパッケージ開発が終わったら、宇部店に納車されたヤリスの大型ディスプレイ車のパッケージ開発にかかります。
Posted at 2022/05/15 10:30:19 |
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