今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、デモカーのクラウンスポーツです。
一度防振無しでプレミアムベーシックの取付を行って出来上がっていましたが、防振作業を追加で行って、内張裏に粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングを行いました。
外板裏には工場装着の防振材が1枚貼ってあって、カローラアクシオではこれを剥がして防振しましたが、クラウンスポーツではこれを残して、それ以外の部分に4種類の共振点の違う材質を貼り合わせて、ドア全体の響きを静めました。
車内側の鉄板にはインナーパネルが付いていて、これがポコポコ鳴るので金属シートを重ね貼りして、トータルで方ドア3層のフル防振となりました。
先日音を鳴らした時はツイータースタンドはレクサスLSのをそのまま使っていて、底面が合っていなかったので、ダッシュの両端をマスキングして、クラウンスポーツ用のワイドスタンドを製作しました。
底面も左右ピッタリフィットして、プレミアムベーシックプラスフル防振で完成しました。
ただLSの時はデンソー製のコアキシャルスピーカーをそのまま中音用として使っていたのが、クラウンスポーツは一度ピュアディオブランドのBMW用のISP-91を取り付けようとしたらサイズが合わなくて、JBLの8・7センチスピーカーのGX302を取り付けたらサイズがあって、これに替えてマッチングを取る事にしました。
GX302はツイーター配線をカットしてスコーカーとして使用していて、こんな事もあろうとかなりの数を買いだめしているので、当分はクラウンスポーツの交換用スコーカーとして用意出来ます。
スコーカーを交換して音を鳴らしたらツイーターのレンジもスコーカー側のレンジも全く変えてマッチングを取らないといけなくて、自分が運転席に座って助手席側の外から井川家次男がパーツを交換して、ドアを閉めて聴いてはまたドアを開けて交換してを繰り返しました。
結局マッチングが取れるまでこんなにパーツを交換して、やっとここがピークという値に辿り着きました。
レクサスLSではダッシュの形状が複雑だったので出来なかった施工が、クラウンスポーツではシンプルな構造のために手を入れる事が出来て、LSでは絶対に出す事が出来なかった領域のクオリティーと体感音圧の両方を表現する事が出来ました。
しかもバス・トレブル・ミッド・フェダーとも全てセンターで、何も動かしていない所が最も音のバランスが取れているという、理想の状態で仕上げる事が出来ました。
2年半レクサスLSでかなり苦労して、どうしても表現したくても表現出来なかった領域に、クラウンスポーツでは想定通りのサウンドに仕上げる事が出来ました。
クラウンスポーツはかなり売れている車種なので、これからデモカーとしてかなり活躍する事でしょう。
Posted at 2024/09/08 10:38:30 |
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