今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、ホンダのNボックス・カスタムの続きです。
各部の洗浄が終わってから、まるで全塗装でもする様なマスキングで、タイヤハウス周りの鉄部分に防振材を吹き付けます。
足回りもしっかりとマスキングして・・
コーティング剤を吹き付けますが、セメントコーティングの材質と似ていますが、成分の比率が激しく濡れてもいい様に変えてあります。
普通は1日で仕上げるのを、今回は2日と長めに時間を取っているので、コーティング剤の上に黒い塗装もしています。
外したプラスチックの内カバーにも防振材を吹き付けて・・
こちらも黒に塗装してから車に戻します。
全て組み付けるとこんな感じで・・
タイヤを4本取り付けたら全ての作業は完了です。
この後は走行テストを行ってビフォアー・アフターの測定結果を比較しますが、この走行テストの測定は宇部店でしか行えず、テストで最低2人が必要で、出来たら3人乗車で1人が同じコースを同じ速度で走るのに集中して、もう一人がスペアナの画面を見ながらヘッドホンで聞きながら全体のノイズバランスを見ていて、理想はもう一人がどの方向からどんな音域のノイズの出るかを調べるのが理想です。
2人の場合は運転手以外が計測と目視で2回走行していて、福岡店は人数の関係で営業時間外であれば2人で計測する事は可能です。
最近の車は静かになったという方がおられる中、当店のお客様では逆にノイズが増えたと言われる方もあり、実際には可聴周波数の中の方の周波数ではレベルダウンしていても、可聴周波数やや超えた部分はノイズが増えていて、そこの部分が気になるかどうかはその方の聴力と感性の違いで、サウンドピュアディオに来られるお客様の中には自分よりも聴力の優れた方もあるので、人によって防振の層の希望され方は違って来ます。
今回は初めて黒い塗装も行ったテスト的な作業で、トータルでどのぐらい時間がかかるかの計算も出来る様になりました。
当社のデモカー兼代車にも同じ年式のNボックス・カスタムがあり、ドア4枚プラス床面の防振がしてありますが、それを超えた静粛性の高いNボックス・カスタムが完成しました。
Posted at 2024/10/24 10:16:59 |
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