今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の完成車から、日産のオーテック・ノート・クロスオーバーです。
何と沖縄県からお越し頂いていて、これまで南方面では鹿児島県が最南端でしたので、最も南から来店して頂きました。
スケジュールは陸送業者で福岡までお車を運ばれて、それから当店に乗って来られて、帰りは福岡空港から飛行機で帰られて、約2週間後に再び飛行機に乗って来店されました。
お客様が来店されてから音を聴かれて、最終的なセッティングをしたいという事で時間に余裕を持って来店して頂いたのですが、問題はピュアディオ推奨ではない製品をどこまで残してセッティングするかで、仕様を合計3回変更して試聴して頂きました。
当社の考えと他の製品の考えが違うためにアクセサリーやケーブルは全てピュアディオ推奨品に交換して、自分が実際に番組制作でお会いして生の声を知っている池森秀一さん、MISIAさん、石井竜也さん、持田香織さん、藤原聡さん、などの楽曲を使って自分が助手席でサイバーナビの31バンドイコライザーを0・5デジベルステップ動かして、この人の声がこう聞こえて、この人の声がこう聞こえるからこのセッティングが正しいみたいな音の追い込み方で調整していました。
それはサイバーナビのRCAアウトをリアに送っての話ですが、サイバーナビのスピーカーアウトにコントロールコンバーターを入れてRCAダイレクトと音がどう違うか試聴する事になりました。
実は自分のフォレスターのナビはRCAアウトが付いていながらコントロールコンバーターが付いていて、その音で最初にピュアディオの音を聴かれているので、ご自分のクルマでも同じ方式で音を聴かれたら、何と普通に考えればRCAダイレクトの方が音が良いはずなのに、何故かエネルギー感や音の艶などがコンバーター通しの方が何故か良くなります。
良く鳴る原理は先日の『お客様の質問にお答えして 第32話』で書き込んであって、アースラインが直流的に絶縁してあり、左右の音も完全に絶縁してあるので、プロ規格的な音になりRCAダイレクトを上回るという事です。
コントロールコンバーターは全部で4種類有って、かったるい音の純正ディスプレイオーディオ用を除いて3種類を聴き比べして、最も生音・生声に近くなるユニットを選びました。
コントロールコンバーターを取り付けたのでリアの30バンドのアナログイコライザーはゲイン調整のダイヤルがある物から無い物に交換して、リアはリアでイコライザー調整を行って、ナビ側が完全にフラットの信号ではないので、前も0・5デジベルステップでやや調整をかけています。
コントロールコンバーターを取り付けるのに一度ナビを取り外さないといけないので、視聴時間よりもシステム変更にかかる時間の方がかなりかかっています。
目標はデモカーのフォレスターの音でしたが、スピーカーがアウターバッフルで付けてあるのと、イアナログコライザーがアンプの手前に付いているので、フォレスターより上のシステムに仕上がりました。
せっかく遠くからお越し頂いているので、考えられる限り生音に近くと組み合わせを変えて試聴して頂きましたが、結局他店が推奨の製品は全て外す事になり、申し訳ない気持ちもありましたが、本来の音楽やボーカルの音にしようと思うとどうしても他社の物とは相性が合わなくなります。
ノートのお客様は20年前にナカミチの製品をお使いだったそうで、ナカミチの製品が無くなった後に色々な音が良くなるという製品を試されていたそうで、ピュアディオの製品はナカミチの黄金期の音を現在でも聴けるというのを目標にしていて、コントロールコンバーターは市販や純正のナビの音をCDー400やCDー500的というかややCDー700系よりなサウンドにするという目的で設計してあります。
他を探してもアナログ的なサウンドに仕上げてくれるお店が無かったという事で当店を選んで頂きましたが、アナログというよりはプロのスタジオの音を目指していたら今の音になって、多くの以前のナカミチファンのお客様に喜んで頂いているというのが現状です。
遠方よりのご来店、ありがとうございました。
Posted at 2025/08/02 10:18:46 |
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