• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
ホームページはこちら
alt




ピュアディオいがわのブログ一覧

2015年05月28日 イイね!

パワーアンプのチューニング


最近は一日の大部分を宇部店の裏の製作室にこもってパワーアンプのチューニングを行っています。


今回チューニングしたのはフロント用の2CHアンプとウーファー用のモノラルアンプで・・




まずはボディーの大きなウーファー用から分解しました。





基盤を取り出して裏を見ると白く濁った安いハンダが大量に使ってあるのが分かります。




反対から見たらこんな感じで、基本設計がいいにも関わらずコストダウンと製造スピードを上げるための効率重視で、これでは自分の車には付けたくありません。





そこで安いハンダに高いハンダをミックスした後吸い取って、下地を作ってからまた高いハンダを差し込んで音質を上げます。



ハンダの付け直しとパーツの交換で一日近くかかってウーファー用アンプは完成しました。



先ほどノーマルのアンプは自分の車に付けたくないと書きましたが、元々自分用に一品作って店頭でテストで鳴らしていたら専務がお客様に販売してを繰り返して、自分の車はかなりきつい充電制御がかかっているので前のチューニングアンプより電気を食わない最新版が欲しいのですが、今日の時点で自分用が回ってこなくて旧タイプをまだ使っています。






ちょっと話が横道にそれてしまいましたが、次はフロント用のチューニングです。



ウーファー用に比べたらデリケートな中高音を鳴らしますから本当にこれでいいのかという艶の無いだれが見ても安いハンダと分かる状態です。


反対側はこんな感じで、機械で短時間でハンダしたからか白い粉がふいています。






フロント用の2CHアンプは出力段と入力段の2枚の基盤があって、あまり最初の状態が良くないとチューニングしてもこちらが想定している結果が出せないので最初に基盤を選別して、出来の良い基盤を選りすぐってからチューニングします。





このシリーズのアンプは最初は5台から基盤を選別して4台を作っていましたが、何だか毎月ハンダが荒くなる傾向にあって途中で3台から2台を作る様になり、今回はウーファー用は1台からチューニングしたものの、フロント用は2台で1台を作らないといけない状態でした。




選別されたはずれの基盤を組んだ方は販売禁止のマークを付け、取り付け時のサイズ合わせなどで使い音は鳴らしません。




それで合計2日かかり1台の車に取り付けるアンプ2台のチューニングが完成しました。


別にメーカーから出てきた物をそのまま取り付ければ苦労しないのですが、10年かそれ以上前に45000円から50000円で販売されていたクラスのアンプは今は2万円以下で販売されていて、「そこまでコストダウンして数を売るのなら以前の価格で質の高い物を販売してくれ!」と言いたいのですが、メーカーは安く安くの方向なので自分で中に手を入れて以前の質かそれ以上の質を目指して一台一台チューニングしています。


ちなみに高額なアンプは世に沢山ありますが、逆に電気を食いすぎて充電制御の車に合わないのでそこそこのパワーの物をチューニングするという手段が今の車で確実に音質をアップする方法だと自分は考えています。



パワーアンプの他にはナビオーディオで良い音を出すためのラインアンプのチューニングも行い、パーツの付け替えや・・




裏のハンダの差し替えは数えたら100ヶ所を超えていたので途中で数えるのをやめたぐらい手がかかっています。





もう1アイテムが純正ナビからRCA信号を取り出すハイローコンバーターで、ラインアンプ1台とハイローコンバーター1台で約1日使いました。




これから残りのコンバーターのチューニングを行いますが、サウンドピュアディオのチューニング商品は人気が高く、まるで羽が生えて飛んで行く様だという表現がピッタリです。


基本的に音楽に余分な色付けをせずに本来の状態に近い音にするという考えで、機器は改造していますが音楽の形が変わるのは避けています。
Posted at 2015/05/28 11:04:15 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2015年05月27日 イイね!

ホンダ・NーWGNの静粛性をアップ


今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業からホンダのNーWGNです。



昨年の1月にシステムを取り付けさせて頂いているお車ですが、静粛性アップのために防振メタルの取り付けなどの作業を追加で行いました。



フロントドアはベーシック防振を行なっていますが、今回はリアドアにも施工を行ないました。





防振マットで低い音域のノイズレベルを下げて、防振メタルで高い音域のノイズを下げて快適になる様改善しました。



自社でNーWGNを所有しているのであらかじめ響きのポイントは掴んであり、手順書に従って作業を行えば最も効率の高い防振が出来ます。






次にリアのハッチの裏にもメタルとマットを貼り合せる防振を行ないました。



ここも自社車両で響きを確かめていますし、施工の前後で走行テストを行って効果を確かめているので間違いありません。


以前NーWGNで施工されたお客様はデモカーで近所を走行されて購入されましたが、今回はデモカーが福岡店にあるので当店のテストデーターと実績を信用して入庫して頂きました。



次にダッシュ上に防振メタルを貼ってダッシュの音を静めて、ツイーターの音質アップとダッシュ下からのノイズレベルを下げました。



NーWGNは他のNシリーズよりスポーティーな足回りで好評ですが、コストを削って残念な所がこのダッシュのプラスチックの軽さです。


手先で軽くたたけばプラスチックの薄さが直ぐに分かり、いくらスピーカーやデッキ側で音を良くしても限界があり、かなり重要なポイントになっています。



最後にBピラー根元のメタル防振も行ないました。



左側には車体番号が刻印してあるプレートがリベットで止まっていて、この部分にはメタルが貼れないので右に三角1枚の四角1枚の2枚で、左には三角が一枚誌か貼れませんでした。



ここは自社車両でまだ取り付けていない部分だったので今回響きを調べて貼るポイントを決めました。



施工作業が終わってから走行テストを行って計測データーをお客様にお見せしました。


単純に何デジベル下がったというのではなく、どこの周波数のノイズレベルがどの位下がったかというデータです。


Bピラーの防振が追加されているので、当社のデモカーより静かなNーWGNが完成しました。
Posted at 2015/05/27 15:17:13 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2015年05月27日 イイね!

チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ 福岡公演


昨日は火曜日で定休日でした。

昼まで山口県にいたのですが、午後から新幹線に乗って博多駅まで行き、そこから電車や地下鉄を使って福岡市内を移動していました。


夕方近くまで時間をつぶして、アクロス福岡の当日券売り場の先頭に並んでチャイコスフスキー・シンフォニー・オーケストラのチケットを手に入れました。



運良く最前列が手に入ったのですが、クラッシックのコンサートは最前列が決して音が良い訳ではなく、ステージと高さが同じかやや上ぐらいの真ん中よりやや右側の席が最高に音が良い席なのでした。


会場では宇部店のお客様と待ち合わせていて、この公演のために新山口から新幹線で来られていました。

「ウラディーミル・フェドセーエフ指揮の演奏を日本で聴けるのはこれが最後かもしれないから。」と仕事を半日休んで来ておられました。


そのお客様を探していたら別の北九州市から来られたお客様が一番音が良いであろう席に座っておられて、この公演はクラッシックファンには絶対聴き逃せないコンサートなんだと感じました。


演奏が始まり最前列の楽器の音は直接音で聴けるものの、後ろの方の楽器は完全に頭の上をすっぽ抜ける状態で、「だから当日券で最前列があったのか。」と今更ながら思いました。


しかしバイオリンのレービンのソロ演奏の部分では完璧な直接音で聴く事が出来て、完全に音色を耳コピーしました。



会場でCDを買って、後で福岡のマンションに置いていた車の中で確認しました。



2時間半の素晴らしい演奏も終わり会場から人がどっと出て来ましたが、自分よりもかなり後ろの方に座られていた山口県から聴きに来られていたお客様と合流して、一幸舎のラーメンを食べたいと言われていたので、アクロスから一番近い店に行って食事をして帰りました。




ただ事前ナビでその位置を探していたのですが、不思議とそこは出て来ませんでした。

何故でしょう?

それでなくてもお客さんが多いから探さないでくれという事でしょうか?
Posted at 2015/05/27 10:55:43 | トラックバック(0) | 音楽について | 日記
2015年05月25日 イイね!

トヨタ・マークX カーオーディオの音質アップ


今日ご紹介する1台は先日の札幌店の作業からトヨタのマークXです。





オーディオレスのパネル付きの状態で入庫となって・・




カロッツェリアのCD・DVDプレイヤーのFH-6100DVDとベーシックパッケージを取り付けて、ドア防振の施工も行ないました。





マークXのドアスピーカーは16センチの丸型で・・





楕円タイプのウーファーよりは中音域が濃い状態です。





ダッシュには中高音用のスコーカーが付いていますが・・





通常はここを中音域用として使った後付ツイーターと組み合わせて3WAY構成で使用しています。



今回はドアからの中音も十分で後付のツイーターもスコーカーほどではないものの、ツイーターとしてはレンジが広い方なので今回は16センチ+ツイーターの2WAY構成で鳴らしました。


ツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、以前販売していたJBLの25ミリ外ドームタイプが品切れに伴って新たに製作した物です。



価格は以前と全く同じで、性能はほぼ同等に設計してあります。



ドアスピーカーとツイーターの音域分けとインピーダンスのコントロールはグローブボックス下に仕込んだピュアコンで行ないます。





ベーシックパッケージの他にはドア防振の施工も行なって、ドアの外板裏に防振メタルと防振マットを組み合わせて貼るベーシック防振と・・




ドア内のサービスホールを塞ぐ防振も行ないました。



(上2枚の写真は施工前です)



今回はピュアディオでフル防振と呼んでいる片ドア3面の防振で、ドアの内張り裏のプラスチックにセメントコーティングを行なっています。



元々内張り裏にはフェルトが貼ってあったのですが、一度外してセメントを塗って、その後にもう一度取り付けているので4重防振と言ってもいいでしょう。


サウンドピュアディオの防振の特徴として、色々な材質を混ぜる事によって幅広い音域のロードノイズを消す事が出来て、同じ材質を大量に使った時の『ある周波数はすごく取れているがある周波数はほとんど取れていない。』というアンバランスさがなく、快適な音質と静粛性の両方を手に入れる事が出来ます。



完成後はダッシュ上にツイーターが乗っただけの見た目の差ですが、自動車メーカーがコストを削っている部分を見事にカバーして、とても上質なマークXが完成しました。


Posted at 2015/05/25 11:09:52 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2015年05月24日 イイね!

マツダ・デミオの静粛性アップ


今日ご紹介する1台・・ じゃなくて2台は先日と昨日の宇部店の作業からマツダの先代のデミオです。


まずは1台目のシルバーのデミオは4月にメタル防振の作業で一度入庫していました。





以前に行っていたフロントのドア防振に加えてリアドアの防振を追加して・・





リアのハッチにメタル防振を行い・・




Bピラーの根元にもメタル防振を行ないました。





最後の最後にダッシュのメタルを追加してその時の作業は終わりました。





ここまで防振に使ったメタルは本来はドアの外板裏用に開発したベーシック防振用の物ですが、色々な所に貼れば静かになる効果があって、需要と供給が最近までは需要の方が上回っていました。



県外からのお客様を最優先して、既存のお客様で納期を延ばせる方には待っていただいている状態で、そこで毎週水曜日を福岡店を休みにして、宇部店にスタッフが集合して作り物をしてやっと需要に追いついたというのが現状です。



メタルの在庫に余裕が出来たのでもう一度シルバーのデミオをお預かりして4月に施工出来なかった部分の追加を行ないました。

まずはフロントのフェンダー内のプラスチックを外します。





手の届かなかった部分に手を入れてフェンダーの内側の鉄板の響く部分を見つけてメタル防振を行ないます。



貼るのは2ヶ所ですが、ここはビンビン響いていて、たった2個貼るだけで響きはバッサリと落ちました。



続いてフェンダー内のアーチ(表現が正しいかは不明?)部分を指ではじいて響きの中心を見つけてマーキングします。





そこに防振メタルを貼ればまるで風の谷のナウシカに出てくる大型の生物みたいな見た目になりました。



フェンダーに組み込めば内側なので見えませんが、これがけっこう効き目があって、施工後にお客様が雨の日に乗られて「水たまりを通った時にバチャという音がかなり減った。」と言われていました。


もちろん晴れの日の走行も静かですし、信号待ちも静かになります。




先代のデミオで良い結果が出せたので昨日は別なデミオのお客様がフェンダー内の防振で入庫されました。





こちらのお客様はフェンダー内に吹き付けのコーティングでロードノイズを下げられていますがそれでも不十分で、先に施工した吹きつけ無しでメタルのみでのお客様の取り付け写真を元に同じ場所に貼り付けを行ないました。



よく井川ブログで『防振メタルでバッサリ』という表現を使いますが、本当に響きの中心にメタルを貼ったら響きがバッサリ取れました。


一度同じ車種で実績があるから当たり前なのですが、最初に時間がかかって調査しているので2台目以降は短時間で良い結果が出せます。
Posted at 2015/05/24 10:32:40 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
みんカラ+ 自動車業界人の日常をチェック

プロフィール

サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

ユーザー内検索

<< 2015/5 >>

      1 2
345678 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 2526 27 28 29 30
31      

リンク・クリップ

TS-T730Ⅱ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/01/07 15:02:47
 
映画『シン・ゴジラ』を観て来ました 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/08/16 14:33:11
ホンダ・ステップワゴン  スピーカーの音質アップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/17 14:55:36

愛車一覧

スバル フォレスター スバル フォレスター
スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ
サウンドピュアディオのデモカースバル・レヴォーグです。 車種別専用設計のベーシックパケ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation