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ピュアディオいがわのブログ一覧

2016年05月22日 イイね!

やぶ医者は元は名医の事を言ったという説が?


今日の東京FM系の全国放送のラジオ放送で「兵庫県養父(やぶ)市に昔名医がいて、元々はやぶの医者と言えば名医だった。」という様な内容が放送されていました。


午後1時27分ぐらいに聞かれた方はもうご存知と思いますが、養父の名医からなぜ『やぶ医者』という悪い例えになったかというと、医者を目指す人が多く養父を訪れて修行していて、そのうちその評判を聞いた人が養父に修行に行かずに「自分は養父の名医の下で修業した。」と嘘を言って集客したが、やはり口先だけでろくな治療が出来ず、それで「あの人はやぶ医者だ!」という悪い例えになったという説を話されていました。


「なるほど!」と自分は思いましたが、そういえば1990年代にナカミチのスペシャルショップという店会があって、なかなかその店会には入れなかったという時期があって、自分は初代スペシャルショップに入れず、2世代目で入る事が出来ました。


しかしメーカーもそのうち欲が出て来て、ある日突然ハードルを下げて売り上げ目標さえ行けば誰でもスペシャルショップという時期が来て、アンプやチャンネルディバイダ—をメーカー出荷のままで無調整で出庫するショップや、スピーカーケーブルを余った物をつないで使用するという強者が出て来て、「うちはスペシャルショップでも他所よりも値段が安い。」という店が出て来ました。



これがナカミチの崩壊の始まりで、そのうち『ナカミチは高いばかりで音が良くない』という話が出回り、最初の方から一生懸命やっている店の集客まで影響が出る事態になりました。



そこで反省すればいいものを、今度はオートバックス向けの安い専用モデルを作って下がった売り上げを戻そうとして、遂には完全なダウントレンドに突入して、最終的に日本の販社は無くなりました。



自分はナカミチの技術とは仲が良かったのですが、営業部とは常に喧嘩状態で、やっと仲が悪かった営業部長が責任を取って辞めたと思ったらもう日本市場は建て直し不能で、不人気なナカミチ商品をピュアディオチューンして、半分プライベート商品ぐらいのつもりで販売していました。


結局ナカミチの商品は色付けがされていないから、セッティングが悪かったら音が埋もれて聴こえて、手をかけて付帯する余分な音を取らないと本領を発揮出来ず、その手間を惜しまなかった先輩ショップの実績を後から入った勢いだけのショップがぶち壊し、創立者のアーティストと交流して正確な音をというナカミチの歴史は日本ではピリオドを打つ事となりました。


その『アーティストと交流して正確な音を』という考えの創立者は今の自分の歳と同じぐらいの時にガンで亡くなって、その時に自分の財産の大部分を音楽財団寄付されていて、そのため息子さんは持ち株があまりなくて、他の人間が創立者の考えと違う道に進んで、それで今の状態になっています。


自分は小さな会社しか経営していませんが、『アーティストと交流して正確な音』という考えは引き継いでいるつもりです。



今日のラジオ番組で『やぶ医者は元々名医の事を言っていた。』という話を聞いた時に、1990年代に自分たちが一生懸命『ナカミチスペシャルショップ』というジャンルを築いたのに、目先の売り上げ欲しさのショップと営業部に潰されたという、もう完全に忘れていた出来事を思い出しました。
Posted at 2016/05/22 14:36:41 | トラックバック(0) | 世間話 | 日記
2016年05月22日 イイね!

スバル・ステラ カーオーディオの音質アップ


今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の作業からスバルのステラです。





ダイハツのムーヴと双子車で、リアのガラスが直角に立っている所が自分は好きです。






納車されて直ぐにオーディオレスの状態で入庫となって、以前のお車で使われていたオーディオを一式移設で取り付けいたしました。









先代のステラ(ムーヴも)はドアスピーカーが上にあって、それに合わせてツイーターの位置が高い所に付いていましたが、現行でドアスピーカーが下になってもまだ純正位置は高いままです。






ダッシュ上にJBLの25ミリ外ドームツイーターをスタンドを使って角度を付けて取り付けました。





前に乗られていたお車とダッシュの傾斜が違っていたので、後ろのスタンドは適正角度の物に付け替えています。






ドアは外板裏に防振メタルと防振マットを組み合わせたベーシック防振の施工を行った後に、サービスホールをふさぐ防振を行い・・





内貼り裏にセメントコーティングを加えてフル防振の状態にした後にアウターでスラントしたバッフルを製作しました。



ドアスピーカーはピュアディオブランドのZSP-MIDです。




デッキはナカミチのCD-400を移設して来て、10年以上乗られていた前のお車は下の方に2DINスペースがあったので、そのまま小物入れが下の状態で移設したのですが・・





ナビありきの今の位置ではデッキが高すぎるために、下の段に移しました。





CDを何枚も入れ替えて再生して、取り外してからしばらく鳴らしてなかったスピーカーの音を整えました。


いくら長い期間使っているスピーカーも1週間以上鳴らしていないとすぐには本調子が出なくて、ウォーミングアップをしてから調整にかかりました。



グローブボックス下に取り付けたピュアコンのブラックボックスを位置を開けてチョコチョコといじって、それから後付けのコイルを何度も交換して、スピーカーを新しい車の取り付け位置で合う様にセッティングしました。





棚の沢山あるコイルのストックの中でZSP-MID用は黒に白いシールの物で、通常の1マイクロ刻みのストックと違って、測定レベルを上げて0・5マイクロ刻みでストックしています。



ストックの種類はスピーカーが下の方の車から高い位置の車まで数十種類に分けれていて、その高さと横幅で最もマッチングする物を選んでいます。


ちなみにZSP-LTD15はコイルの周回が全く違っていて、別に数十種類をストックしていて、ISP-130やほかのJBLユニットも周回が違うために棚の上には数百種類のコイルを常に用意していて、そのユニット特性・横幅・高さの3要素で音を聴きながら最も合う値を探しています。



コイルを替えて行って音が段々良くなって来て、ある巻き数を超えた所で段々音が悪くなって来て、また元の巻き数にじわじわ戻して行って、「ここがピークだ!」という風に探しています。



毎週日曜日の閉店前に一週間でどの値が無くなったか調べて、週明けから使った分をまた巻いて補充しますが、出筋の値は複数個ストックしておかないと、同じ週の前半に使って後半に無いと近似値を仮に入れて、後で入れ替えないといけなくなります。



新型車種や新しいスピーカーの場合は今まで使った事の無い値が必要になり、その都度新たにストックしていたら、ここ5年で倍のストックが必要になって来ました。



デジタルプロセッシングで一発処理したらこんなコイルのストックなどいらないと思われがちですが、音楽の細かい表現をピアノの調律の様に整えて聴こうと思えばこのストックは重要で、暖かみと艶がある普通のカーオーディオでは表現出来ない音を再生する事が出来ます。

Posted at 2016/05/22 10:42:35 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2016年05月21日 イイね!

アウトランダーPHEV カーオーディオの音質アップ


今日ご紹介する1台はちょっと前の宇部店の作業から三菱のアウトランダーPHEVです。



左がお客様のフルシステムを取り付けたアウトランダーで、右が自分のベーシックパッケージの車です。




以前乗られていたお車からシステムを移設して来て、メインのデッキはナカミチのCD-700KKで、その上のサイバーナビの1DINのモデルは今回新品を取り付けました。



サイバーナビも次のモデルでは1DINが無くなって、こういった使い方が出来なくなります。


一説によるとどこかの輸入車を扱っている会社が1DINモデルを買い占めていて、もうほとんど流通していないとの事で、ピュアディオでもそれなりの数を確保していましたが、CD-700系のユーザーの方が「無くなる前に買わないと。」との事でストックが減ってきています。



スピーカーの方はドアにアウターバッフルを製作して、ISP-130と似た様な13センチが付いています。



これはZSPシリーズの最上級用に開発したモデルで、特性はLTD15と似ていますが材質はかなり違っていて、試作品と数本作って終了しています。


終了した理由は材料が海外調達で、円相場の影響をもろに受けて、1ドル80円台で企画した物が1ドル110円を超えた時点で想定売価を大きく超えてしまい、最初に作った数セットで終了したという幻のスピーカーです。



ツイーターはB&Wの25周年記念モデルで、こちらも現在では入手不可能な製品です。



以前はB&Wの製品をよく販売していましたが、この会社は何度も方針が変わって、特に『B&W』のマークが変わった時点で以前のモデルと音色が変わって来たのでここ数年は扱っていませんでした。


最近ホームシアターの機材を作っている創業2年の新しい会社に買収されて、「もう昔のB&Wじゃなくなっているな。」と思って、方針が変わった時点で販売をやめて良かった、と安心しています。



次にリアのラゲッジ横にエンクロージャーを製作して取り付けた25センチウーファーですが、フロントと同じく高級ブラックシリーズの数本製作されたユニットです。



これもフロント同様に円相場が合わなくなったために最初の少量生産で終了した幻のウーファーです。



こちらのアウトランダーはレア物てんこ盛りであまり取り付けの参考にはなりませんが、まだ微妙にシステムをいじっていて、その一つにPHEVの豊富な電気を利用して100Vのアンプをコンセントを使って走行中に動作させるという荒業も使います。



結局デッキやナビは12Vのカー用の製品を使っていますが、他の製品はほぼプロのスタジオ仕様に近い状態で、アウトランダーPHEVならではの普通の車では出来ない特別な1台というよりは『走るスタジオ』的な車になっています。



ただ良い事ばかりではなくて、以前札幌店で取り付けたマイナーチェンジ前のアウトランダーの様な小気味良い鳴りにドアがなっていないという欠点もありました。


原因はマイナーチェンジ後に大量のブチルゴムを使って静粛性を上げた事で、後からフル防振したら余分なゴムの響きで低音が出すぎて解像度が落ちているという部分です。



まずは自分のアウトランダーのあるパーツをマイナー前の物に替えてみて、それで札幌店で取り付けたアウトランダーと同じ音になったらお客様のお車も変更します。



何もしていないドアでは有効だったブチルゴムも、システムを極めたら逆に邪魔になるという事ですね。



ちなみにデモカーというかイベント用のNV200バネットのドアも防振マットを思いっきり貼ったら音が詰まってしまい、今回まびきをして解像度を上げました。




ピュアディオのドア防振の基本的な考えの、『必要以上の材料を貼らない』というのは間違いなかった、と感じた最近の仕事でした。
Posted at 2016/05/21 11:33:29 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2016年05月20日 イイね!

今日はパワーアンプのチューニングを


サウンドピュアディオの店頭でデモンストレーションを行なっている『ピュアディオチューン』のアンプの作業を今日は行っていました。





ベースモデルの裏蓋を取ると中にはRCAケーブルをつなぐ入力段の小さい基盤と、電源とスピーカーをつなぐ出力段の大きい基盤の2枚が入っています。





まずは入力段の小さい基盤を取り出して、パーツを10箇所大きめの高級品に取り替えます。



(右がノーマルで左がチューン品です)



他の部分の安いハンダを吸い取って、高いハンダに数十ヶ所付け替えたら小さい基盤は完成です。





続いて大きい出力段の基盤も安いくすんだ色のハンダが使ってあるので、これから付け替えます。






その前に放熱板に付いている放熱グリスをふき取って、後で違う物に塗り替えて放熱効果を高めます。





スピーカーターミナルの根元のハンダがこんなに艶がなく、これでは音がカサカサするからと・・





まず一度高いハンダ挿してミックスした後に吸い取って、下地を作ります。





そこに高い導電率の高いハンダを挿し込んで、艶のある音にします。



一番右のターミナルの根元と、その横の小さい2箇所が差し替えてあります。



こちらは反対側の入力基盤から送られた信号を受ける場所で、ここも灰色にくすんでいて、音がカサカサする原因になります。





何度も高いハンダをミックスして吸い取って、高いハンダを差し込んだ後にエアーで急冷却をかけてを繰り返して基盤のあちこちに艶が出て来ます。





全体でこれだけハンダを差し替えていて、小さい基盤が2時間の大きい基盤が4時間の合計6時間ぐらいかけてチューニングして、一日1台しか作る事が出来ません。(慣れる前はもっと時間がかかっていました)





大きい基盤も10箇所パーツを高級品に替えていて、合計20個のパーツ交換と数百ヶ所のハンダ付けのやり替えで音を良くしています。





ただチューニングするだけでなく、入力基盤と出力基盤はあらかじめ当たりの良い物を選別していて、普通は上下の基盤で製造番号が同じところが、ピュアディオチューンの物はそれぞれ違っています。





ちなみに当たりの悪い基盤同士を集めていて、これは取り付け時の型取り用などで使っていて、お客様には販売しません。



裏に専用のマークを付けて販売しないように選別しています。



ただあまりに当たりの良い基盤を選別したために、売れば売るほど必要の無いサンプルが出来てしまい、当初の38000円という販売価格では割が合わなくなって来て、経理の方から選別のレベルを下げるか、それとも販売価格を上げるのか、はたまた製造をやめるのかという判断を迫られて、仕方なく7000円の値上げをする事になりました。



ベースモデルの価格からするとネット上ではぼったくりという書き込みも見られますが、もしこれと同じ性能で音色の物が市販されていれば仕入れてから販売するのが一番楽ですが、市販されているアンプでは音にクセが付いている物ばかりで、いわゆるプロ機と呼ばれている100Vのアンプの音に近い12Vの製品が現行では無いためにチューンして販売しています。


また好きで安いアンプからチューニングして性能を上げている訳ではなく、高性能アンプはパワーが大きくて電気を食って、今の充電制御で電源が絞られている車には合わないので、あえて安くてパワーの低いアンプに大幅に手を入れて音を良くしないといけないのです。



でもこのアンプを設計した人は、本当はピュアディオチューンの状態で試作品を作っていて、後から早いスピードで大量に作るとか、販売価格を2万円以下に下げるとか無理な条件を付けられて、カサカサした音が大きくなるだけみたいな製品になってガッカリしていたのではないかと思われます。


素性が良くないといくらチューンしても素直な音にならず、これならもっと良いパーツを使って時間をかけて、昔みたいに45000円とか5万円で販売すれば自分も手間をかけなくていいのに、と思いながら一日を過ごしていました。
Posted at 2016/05/20 15:50:35 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
2016年05月20日 イイね!

トヨタ2000GTのテールライト


先日トヨタ2000GTのレールライトと西鉄貝塚線の電車のテールランプが似ていると書き込みましたが、その時引用した写真が映画『007は二度死ぬ』の日本でのシーンからです。


実はこの映画はトヨタ2000GTのリアが映るシーンがやたら多くて、その時にテールライトを何度も見て頭の中に強く残っていました。





そのトヨタ2000GTのテールが映るシーンが多い理由は、日本でのボンドガール役の2人のうちの前半を担当する予定だった浜美枝さんの英語力が弱くて、後半の若林映子さんと交代させたところ、若林さんが運転免許を持っていなかったので、日本人の男性にかつらとスカーフを付けさせて運転させているので、あまり前から映せなかったそうです。




それとオープンになっている2000GTは当初タルガトップで出来上がっていて、ボンド役のショーン・コネリーの背が高すぎて頭がぽこっと出てしまうために、撮影の直前でオープンカーに作り変えられたそうです。


たしかにフロントガラスの上よりも頭が出ていますね。


なお幌をしまうスペースが作ってありますが、これはダミーだそうですが、二週間以内という短期間でタルガからオープンに作り変えてこの仕上がりとは、日本の匠の実力を感じる1台です。



Posted at 2016/05/20 10:16:49 | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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