宇部店に新型の日産リーフが入庫しました。
この新型リーフは大きくデザインが変わった様に見えて、実は窓ガラスが全て先代と同じだという話しです。
じっくりと見ると確かに同じに見えます。
また近くから見たのと遠くから見た状態では違って見えるらしく、うちの妻が「国道沿いの山口日産に見た事がない、ホンダのシャトルみたいな車が並んでいる。」というので、「それはルノーの車じゃないの?」と言って見に行ったら新型リーフでした。
福岡のディーラーでリーフに試乗しているにも関わらず、見た事の無い車に見えたという事は、遠くから見ると全長が長く見えるのでしょう。
あっ、ルーフが黒に塗ってあるツートーンカラーは全長が長く見える傾向がありますよね。
さて入庫しているリーフはオーディオレスの状態で、ここからフルシステムを取り付けて行きます。
もちろん電気自動車なので、電気を使い過ぎると走行可能な距離が短くなるので、極力電気を使わない状態で、なおかつ音が良いシステムを取り付けます。
ピュアコン方式も25年前に考案した時に、「将来的に電気自動車の時代が来てもいい様に、消費電力を増やさないで音質を上げる。」というのを目標にしていたので、時代を先取りしすぎていたと言ってもいいでしょう。
ピット作業の方はドアの内張りを外して、外板裏の音の響きを調べて、防振材の位置と材質を探ってマーキングしています。
内張り裏には下処理を行なってセメントコーティングを行いました。
最初は薄紫みたいな色だったのが、乾燥して来たら段々茶色ぽくなって来ました。
乾燥が進むと茶色ぽい部分がほとんどの部分で、薄紫が少しでけになりますが、何度見ても不思議な光景です。
なぜこうも色が変わるかという説明は長くなるので省略しますが、この変化が音の良さの根源となっています。
ピットで作業を行っていたら、既存のお客様で先代のリーフに乗っておられる方が来店されて、新型リーフに買い換えるので載せ替えをして欲しいと言われていました。
何と新旧リーフはガラスが共通なだけでなく、ドアの内張りも共通サイズなので、アウターバッフルの加工をして、裏側をセメントコーティングしている物と、これから納車される新車の内張りを交換して欲しいという事で来店されていました。
これでアウター代とセメントコーティング代の2つが浮いて、納期も短縮出来ます。
まさかこんな裏技が出来るとは、驚きです!
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、ホンダのアコードです。
全車ホンダ純正の上下2画面のナビオーディオ付きのお車に、フロント2WAYのスピーカーとイコライザー付きのDSPアンプの取り付けと、ドア防振の施工を行ないました。
まずはドアの内張りを外して、防音ゴム付きの防水シートを剥がして、裏に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
ゴムだけでは密閉度が低いので、のシートの下にはサービスホールを塞ぐ防振を行いました。
外した内張りの裏には白い吸音フェルトが貼ってあり、それを一度外して内張り裏にセメントコーティングを行いました。
ドアの中にはインナーバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けています。
2001年にZSP-MIDを発売した時にはアウターバッフル専用設計の指向性の強いタイプでしたが、それから15年が経過して、インナーでという需要が増えて来て、現在のLTD15のインナー・アウター両用設計の物を発売しました。
ツイーターはJU60をダッシュにワイドスタンドを製作して取り付けて、ピュアディオ推奨モデルとしては最高級の2WAYスピーカーが取り付けられました。
グローブボックス下にはフルレンジ信号を中低音と高音に分配するピュアコンを取り付けて、今回の取り付けはインナーバッフルのために、いつもよりもコイルの巻き数を少なめにして、ミッドからのツイーター音域の手前の音を伸ばし気味で再生させます。
ホンダ純正ナビの音調整はバスとトレブルの2つですが、ピュアコンで音を追い込んでいるので、それほど不満なくなっています。
そこから7バンドのイコライザーアンプで音を細かく調整して、更に音を磨き上げて行きます。
バンドは7バンドでも動かす周波数が自由に選べるパナメトリック方式なので、31バンドのイコライザーのうち7バンドしか動かさなかったのと理論上は同じ動き方になる・・ と思ったのですが、周波数の動かす場所が31バンドの中間の周波数が出せるので、実際には表示で見えるよりも細かい調整が出来ます。
またプロセッサー本体は中を分解してチューニングしてあるので、通常販売されているモデルよりも音のクオリティーは高いです。
アコードの調整が終わった頃にお客様が様子を見に来店されたので、同乗して試聴して頂きました。
純正のミラー裏のツイターは向きが反れているのと、JU60は外に音が広がる上質な外ドームタイプなので、同じデッキで鳴らしているのに全く別な音の鳴り方になりました。
以前乗られていたお車が後付けデッキでアウターバッフルだったので、純正デッキでインナーバッフルではそれほどでもないだろうと思われていたそうですが、予想していたより音が良かったので、驚かれていました。
「アウターだったらまだ音が良く鳴るんですか?」と聞かれましたが、「はい、もっと良くなります。」と自信をもって答えました。
追伸
アコードはマイナーチェンジでタイヤがレグノに変更になったそうです。
最初からレグノだと音が静かなので、オーディオの音にも邪魔になりませんね。
昨日はFM福岡の午後の番組'『ラジゴン』の中の、14時19分からの『福岡シティエクスプレスVIVOTが行く』で、ピュアディオ福岡店から生中継がありました。
土曜日の午前の音楽番組『音解(オトトキ)』も4月から2年目に突入して、5月のグルメイベントへデモカーの展示と、FM福岡の様々な事業に協力しているので、その一環でのラジオカーの中継でした。
木曜日のラジゴンのパーソナリティーには、自分と交流がある自動車通として知られているTOGGYさんで、3分半の中継の後にピュアディオについてフォローして頂きました。
TOGGYさんはDEENのボーカル・池森秀一さんと仲が良くて、池森さんが福岡に来られた時にTOGGYさんの車の助手席に乗られて、その時にZSP-MIDの音を聴かれて、「このスピーカーどこのメーカー?」と聞かれて、それでサウンドピュアディオを知られて、現在の音楽関係のお付き合いで、DEENさんからつながっている関係は元々TOGGYさんがピュアディオ製品を取り付けていたというところから始まっています。
そのTOGGYさんの乗っておられたポルシェ911は、登録から10数年が経っていたために、もし電源キャパシタやヘッドキャパシタが少しでもリーク電流が流れてバッテリー上がりを起こしてはいけないと『キャパシタレス』の状態でセッティングしていました。
今考えたらこれがラッキーで、2004年の時点ではまだ電源キャパシタ・へットキャパシタに頼った音造りで、2006年の半ばに当時調整用CDとして使用していた上妻宏光さんの生演奏を5回聴いたところで、「これはキャパシタを外さないと生音にはならない。」と強く感じて、1ファンとしてではなくスポンサーとして上妻さんとお付き合い出来る様になってからキャパシタ有りと無しの音を聴いて頂いて、よいよキャパシタに頼らない音造りを決心する事になりました。
TOGGYさんの紹介でDEENの池森さんにお会いしたのは2007年でしたから、ZSP-MIDを聴かれてから3年半も経過していましたが、運良く池森さんはキャパシタレスのピュアディオ仕様の音しか聴かれていないので、「これちょっと音を作ってない?」という事はありませんでした。
結局サウンドピュアディオがアーティストさんとのお付き合いの中で本当の音に近い音という表現が出来るのも、元々放送に関わっていたからとういう、放送と音造りは切っても切り離せない関係です。
追伸
ちなみに自分は20代の時に1年間音楽番組を自分で企画して、自分で喋っていて、その時のスタジオの音を聴いていた時の影響でオーディオ評論家のセミナーの話が信用出来ず、それで独自の道を歩んでいますが、長い事スタジオから離れていたら、1時的な事ですがキャパシタの音抜けの良さに頼っていました。
たまにお客様から「電源キャパシタを付けて初めて聴いた時の感動が忘れられない。なぜもう販売しないのですか?」と聞かれる事がありますが、「あれは音が良くなったのではなくて、耳が騙されていたんですよ。」とお答えしています。
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