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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2025年10月21日 イイね!

【介護日記】子育てとの違い

 介護の日々は子育てに似ている。

 何もできない人の代わりにご飯を作り食器を洗い、洗濯をし、ゴミを捨て、家事全般をする。
 何度言ってもできない事に小言を言いながら問題に対応する日々。

 人によっては高齢者を子供に対するように扱ったり赤ちゃん口調で話しかけたりしている。人は言語が不自由だったり動作が拙いと、それを幼い子供のように感じてしまうからだ。日本語が喋れない外国人の人に赤ちゃん言葉で話しかけてしまう人もいるぐらいだ。

 この辺りで決定的に違う部分に気付いていく。

 幼い子供であれば、これからだんだんとルールを覚えていく。だんだんと器用になっていってできない事もできるようになっていく。
 人に気を使ったりお手伝いができるようになっていく。
 子供は成長していく存在だ。そこには希望がある。手間もどんどんかからなくなっていく。

 しかし、高齢者は確実に衰えていく。
 今までできていたルールを守れなくなったり、不器用になってできない事が増えていく。体を動かせなくなったり、身のまわりのことができなくなり、トイレができなくなり、やがて痰の吸引なども必要になっていく。
 介護は何処かの区切りを迎えるまでひたすら手間が増え、衰えていく様を見続けることになる。認知症が進めば真っ先に身近な人が分からなくなる。やがて一人では手に負えず施設で見てもらうようになっても、自分の手間は減るとは言え衰えていく様を見続ける。
 そこには絶望しかない。

 自分のように被虐待で親の顔色を読み取ることが生きる術になり、親がはめた枷から逃げる方法を考えることが人生のテーマになってしまい、やがて介護で最後まで親の支配を受け続け親のために生きることを強制される人間は、最後を迎えたときどう感じるのだろうか。

 親の束縛や心理的にはめ込まれたその義務感から解放されたとき、自由を感じるのだろうか。いや、おそらく虚無感しか感じないだろう。
 何を目標に生きればよいのか分からなくなる。
 そして親に縛られ続けた一生だったと思いながら一生を閉じることになる。

 そこから自分らしい人生を送れるだろうか。もうその頃には60代になっていて自分の人生の幕引きを考える時期になっているかもしれない。或いはもっと歳を取っているかもしれない。
 子供もいないし大した財産もない自分は、社会の高齢者を切り捨てようとする圧力の中で唯一人で縮小し続ける高齢者福祉をわずかに利用しながら、自分が親にしたようなことを誰からされることもなく孤独死することになる可能性が高い。

 結婚しなかったのが悪い? 虐待サバイバーが普通の恋愛をしたり結婚/子育てまでたどり着くことにそもそも困難性があり、しかも就職氷河期を生きてきた自分にそんな余地はなかった。

 親に抑圧され束縛され様々なことに制限を受け、親の介護を義務づけられ、親が最後の時を迎えるまで仕え続ける。

 その後は何にもない。

 自分は多趣味で多能性が高い人間ではあるけれど(それも根本には自分をぞんざいに扱い認めてくれない親に自分を認めてもらおうとした結果)、60を過ぎたときにできることは限られている。
 そもそも自分のために生きられない自分が、何を支えに生きて行くのだろうか。

 虐待は子の人生をとんでもなく狂わす。

 安定が怖い、幸せが怖いという気持ちが分かるだろうか。
 自ら幸せを壊してしまったりするほど、虐待サバイバーは追い詰められている。自分のためには生きられない。
 自分の人生を最初から諦めている。

 さらにひたすら日本社会からババを引かされ続けた氷河期世代でもある。今後もババを引かされることが確実である。


 この先には真っ暗な未来しかない。


この記事は虐待サバイバーの抱える闇をよく説明しているかもしれない。
コラム:虐待サバイバーの人たち

Posted at 2025/10/21 05:10:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 母の介護 | 日記
2025年10月13日 イイね!

【怪奇】電源が入っていないテレビに映る影

 実家の今にあった45インチの東芝レグザ液晶テレビが故障し、旧母の寝室から37インチの東芝レグザを下ろしておいた。

 暫く時間が経ち、ここ数日、奇妙なことに気がついた。

 電源が入っていないのに、電源が入っているかのように画面に何かが白っぽいものが映っているように見えることがあるのだ。
 視野の端でちらっと見えるだけなのではっきりとは分からない。

 反射をしている訳でもない。

 同じ位置に45インチがあるときにはそんな事は起こらなかったし、どちらも画面はテカテカのタイプである。

 まあ、自分の眼やその周囲(メガネや髪の毛も含め)の問題だとは思うが、はっきり理由が分からないのはちょっと嫌な感じだ。

Posted at 2025/10/13 14:30:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記
2025年10月12日 イイね!

【介護日記】甲状腺のチェック

 先日投稿したように、母には甲状腺の機能障害が起きている可能性がある。

 以前耳鼻科で血液検査の結果橋本病という、免疫によって甲状腺が攻撃を受けて機能が低下する病気の可能性を指摘され、その後の血液検査で指標値が改善していたのでそれきりになっているらしい。

 橋本病は女性に多く、3〜10%が罹患しているという。甲状腺の機能昂進が起きるバセドウ氏病も女性に多いことが知られている。

 そのため多くは治療を受けていないし受けなくても大きな問題は起こさないケースが多いようなのだ。

 今回の血液検査では炎症指標が上昇しており、甲状腺ホルモン(FT3)が低いレベルだったことが甲状腺への自己免疫の可能性を示すほか、血中鉄分が少なく、鉄欠乏が甲状腺を攻撃する自己免疫にも影響することが知られていて、ここもつながっている。

 さらに、甲状腺機能低下は全身の活動レベル低下をおこすので、母が訴える慢性的なだるさ、やる気の消失にもつながってくる。

 鉄欠乏はガンによっても起こる。
 鉄分が食事から充分取れていないのか(量が減り偏食が強まっている)、消費されやすいために少ないのかは今のところなんとも言えない。

 ガン検診はいずれ受けるにしても、甲状腺については以前から気になっていたので、関連指標の悪化はいい機会だ。
 まず内分泌系に強いクリニックで診てもらおうと思っている。私の自宅に近いところにあるクリニックが内分泌系疾患を専門にしている。

 超音波エコーで甲状腺をみると萎縮の状態も分かるので、そういった一連の検査を受けてみるのは懸念点をはっきりさせる上でよいだろう。血液検査とエコーぐらいなら侵襲性も低く、負担がかるい。

 甲状腺のことをずっと気にかけていたのは、かなり以前、母が若い頃バセドウ病と言われたことがあるようなことを言っていた記憶があるためだ。
 その後確認しても本人は否定しているのだが、単に覚えていないだけかもしれない。
 バセドウ氏病も甲状腺への自己免疫で起こり、症状は真逆ながら橋本病からバセドウ氏病へ変化する例もある。

***

 なお、バセドウ氏病というと特徴的な眼球突出を思い浮かべやすいが、確か発生は患者の3割程度と意外に低い。昔調べて驚いたことがある。




Posted at 2025/10/12 21:47:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 母の介護 | 日記
2025年10月11日 イイね!

【介護日記】リハビリ会議

 母は9月から週に2回(途中まで1回)デイケアに行っている。
 これはリハビリを行うことを目的としたサービスだ。ただし、理学療法士がつきっきりで対応するのは20分程度で、病院で受けるリハビリとは量で圧倒的に負けている。
 ただし、リハビリであるから状況を把握し、計画を立てて実行する。

 そのためのリハビリ会議というものがあり、今日が3回目。
 1回目に続いて3回目に出席してみた。


・デイケアで母は食事を残さずきちんと摂る
・他の人とのコミュニケーションは少な目だが、特段問題はない
・歩いても何処かが痛いと言うことはなく、今日は少し息が上がりやすかった
・杖の使い方のテストをしたが、山歩きの経験で非常に上手

 自宅での何もやろうとしない状況(惨状 ; ; )を伝え、方針を次のようにすることになった。

●可能な限り体を動かす
・床からの立ち上がり訓練
・腰回りを中心とした筋力トレーニング
を重点的に。
・集団体操と個別リハビリが重ならない様、時間的配慮を行う
・個別リハビリの後も、集団で過ごすフロアの用具を使って体を動かすメニューをこなす(一人に一人ではないがかならず近くに職員がいる状態)

 後は任せて効果を期待である。
 
***

 今日の母は、声がしっかりし、やや了解度が高めに見えた。
 4.5mgから9.0mgに大きくなったコリンエステラーゼ阻害剤が少し効いているのかも知れない。
 もっとも、外面はいいので、外で人と対するときには大概状態がよく見えるのであるが。

 なお、通い始めた当初の長谷川式認知症検査では10点しか取れなかったらしい。観察でもかなり状態が悪くなっていたころなので、先日の15点はそれから見ればずいぶん改善している。

追記:
 体重が増えてるとのこと。
 9月当初49kg→52kg
 お菓子などの食べ過ぎを疑われた。
Posted at 2025/10/11 15:30:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 母の介護 | 日記
2025年10月09日 イイね!

【介護日記】血液検査結果

 今日行った物忘れ外来で、前回の血液検査の結果を見て、いくつか異常値のものがあると言う話になった。

 特に気にしていたのがCRPという項目。1.62で0.30を大きく超えている。
 これはC反応性蛋白と言い、組織の感染、炎症が起きると上がる。

 しかし、白血球は正常値なので、感染症ではなさそう。

 血清鉄も36と正常値45〜170より低い。

 そこで、ガンの可能性もあるので、ガン検診を受けた方がよいと。

***

 血清鉄が低値。
 鉄不足で低値を示すMCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)も31.1と正常31.3〜36.1に対して低値。
 さらにTIBCという血清中のトランスフェリンという鉄を運ぶタンパク質も低濃度である。

 鉄不足な状態であるのは確かである。

 実は母は橋本病の疑いと以前診断されていて(過去のデータを見返したときに、血液検査結果に医師のメモがあるのを見て、近所の内科に出してもらっている薬を確認し、橋本病の疑いで投薬を受けていることが分かった)。

(追記: 橋本病の投薬については、他の理由で出された薬が重なっているので、橋本病の疑いで投薬を受けているわけではないようだ。)

 橋本病とは、自己免疫疾患の一つで、甲状腺が攻撃を受け慢性的に炎症が生じる病気だ。

 過去数年前に3回CRPを含む検査をしていて、その際は正常値であったが、今回初めて異常値が出たことになる。

 橋本病が悪化して炎症でCRPが増加し、その合併症で血清鉄の低下が起きていると考えると筋が通る。

 甲状腺に刺激を与えるホルモン(TSH)は正常値で、甲状腺ホルモンであるFT3は低値だ。

 ここでも甲状腺に異常があることが疑われる。FT3が低い場合、本来はTSHが高くなっているべきであるが、この辺りはよく分からない。

 甲状腺機能低下が意欲低下に結びついている可能性がある。

***

 アルブミン低値、コリンエステラーゼ低値で、肝臓の機能が落ちている可能性があるが、他の主な指標に異常がなく、B型肝炎の抗原は(−)である。

 コリンエステラーゼはコリン作動神経ではたらく酵素で、神経伝達時に放出されたアセチルコリンを除去する。
 母は意欲低下を回復させる目的で、アルツハイマー型認知症の進行を抑える為に、脳内でのコリンエステラーゼの働きを抑える阻害剤を処方されており、ちぐはぐな結果になっている。

 取りあえず、タンパク質と鉄分が不足しているうなので、レバーを食べさせることにしようか。

 実際、この所全く食べていない。


Posted at 2025/10/09 14:34:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 母の介護 | 日記

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