セルシオオルタには、UCF30に限って妙なミミがついている。
手前左に伸びている金属スリーブ入りのが妙なミミ。
これがピアッツァに載せるには邪魔なので、カットしなければならない。
金鋸でやっていると日が暮れるので、ディスクグラインダで切ってみた。
ディスクグラインダーで金属を切るのって、好きじゃないのだ。音も嫌だし、切りくずが飛び散るし。今回のアルミのミミは結構分厚いので、時間も結構かかる。
見えるところにあるものならきちっと仕上げるけれど、なにしろオルタネーターなので、アバウトで。
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近所の電装屋さんに行って、オルタネーターのカーボンブラシを頼んできた。
在庫はなく、メーカー取り寄せで月曜に入るとのこと。
なめたネジも頼んでおいた。
途中でブラシが変更されているらしい。 2006年1月から新しくなっているそうだ。
セルシオオルタは2001年の車のものなので、古い方になるようだ。
このセルシオオルタはSC(セグメントコンダクター)オルタネータと言い、高効率低抵抗のものだ。
130Aの発電能力を持つ。
マニュアルで電装品が少ない私のピアッツァには過剰装備ではあるが、回転抵抗が少ないというので、導入したかったのだ。
本当は全塗装した際にオルタが昇天し、その時付け替えたかったのだが、その時はSOPキットの供給が間に合わず、リビルトオルタに載せ替えている。
追記:
モノタロウベアリングが届いたので取りあえず組み立ててみた。
プーリー側 6303 2RS 両側接触ゴム
古いブラシをつけて、軸をドリルで回して見るが出力は0.4V。
これは当然で、発電機は磁界の中をローターが回らないと発電しない。オルタネーターの場合、外部から電流を流して電磁石を作り、その磁界の中でローターを回す。
何故こんなことになっているのかというと、電圧を一定に保つ制御のためだ。自動車は100Aとかの極めて大きな電流を流すため、定電圧回路での制御が難しい。そこで、発想を変えて、磁界の強さをコントロールすることで、出力電圧を制御しているのだ。
非常に頭のいい、スマートな方法だ。
実験用電源で磁界を作ってみればいいわけだが、今はそこまでできないので、実車搭載で確認する。
いつになるやら。
Posted at 2019/11/29 17:55:17 | |
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