アイシールドの付いた日立工機の150mmベンチグラインダーをメルカリで見つけて買ってしまった。期限間近の2000円の値引きクーポンがあったので。
届いてみたが、動作はするもののベアリングがガラガラ。
アイシールドは元元のものが傷ついてつかえなくなったか、アクリル板を切って入れてあったが、振動止めにかダクトテープを縁に付けてあった。アクリルカットがいい加減で、切り口が汚く、サイズもイマイチ合っていない。
本体はアルミダイキャスト。それ以外は基本鉄。鉄はそこそこサビがある。
古いタイプの引いてオンのノブ式スイッチは,引く部分が割れている。
電源コードはアースをとるために他の物に交換されていて、そのプラグが失われていたものを販売者が商品化のために新たに取りつけたっぽい。
これは根元から交換したい。
主な問題はそれぐらいで、致命的な問題はなさそう。
古くて汚れとサビが目立つが、この手の中古では失われていることが多い付属品がちゃんとついているので悪くない。オプションのアイシールドが付いているのは珍しいかも。
卓上グラインダーを金属研磨に使うとき、火花が散って手元に来るのでスパークブレーカーは必須なのだが、失われていることが多い。
そもそも砥石カバーがなくなっている個体も多い。砥石を使う場合、割れて飛び散ることが希にあるのでカバーは必須だ。
そして、火花から目を守るアイシールドは欠かさないが、オプションだからを付けていないか、付属品でもなくなっているものが多いようだ。
さっそく分解をしているが、ハードに使われていたらしく、砥石カバーの内部に研磨した鉄の粉が堆積していて、これがまだ温度が高かったためにお互いにくっついてカバーに固着してしまっていた。叩いたら取り除けたが、こんなこともあるんだなあ。
GT15はアルミダイキャストで、左右のハウジングを内部の2本のネジで合体させる構造。
これが硬くて舐めてしまった。
ハウジングに開いた穴からドライバーを差し込んで中央付近にあるネジを回すので、手持ちのショックドライバーの付属ビットでは届かない。
周囲が込み入っているので、横からバイスプライヤーではさむことも難しい。
ドリルで頭をとばすのは、鉄粉でステータコイルをレイヤーショートさせる可能性があるのでなるべく避けたい。
とりあえずKTCのロングビットを発注。
なるべく避けたいが、ベッセルの舐めたネジ外しも。
うまく外せるといいのだが。
とりあえず、アイシールドのアクリルはテープをはがし、ベタベタの粘着剤を取り除いて、そこそこ綺麗にできた。
ここからはサビとの闘いだ。
今回はアイシールドと砥石カバー、ツールレストのサビ落としが主なので、本体のサビ落としが大変だったEBKよりはやりやすいかもしれない。
まずは酸につけてサビを溶かそう。
海外のレストア動画ではほとんどがワインビネガーなどの酢酸に漬けているが、日本では
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改造前提で購入した日立工機205mm卓上グラインダGBK2だが、コンデンサも劣化していたものの、なんとステータコイルのレイヤーショートが判明。始動コイルではなくメインのコイルで、
コイルに加熱痕はなく、当初は回っていたのでごく最近発生したことになる。
内部にちいさな鉄片が見られ、分解作業時に与えたショックで鉄片がコイルに付着するなどでレイヤーショートが起きたのかもしれない。
これを直すとなると、コイルの巻き直しか適当な中古とニコイチにするとか。
もともと状態がよくない格安個体なので、今のところ部品取りになるしかなさそうだ。
ベアリング付け替えたのになあ…。
Posted at 2024/01/31 14:15:57 | |
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