インジェクターが気になる今日この頃。
16holeのインジェクターは260cc/minでサイズ的に使えそうなものが見当たらなかったので、代わりに4holeのものをヤフオクで落札してみた。
ロードスター NB8Cのもので、265cc/min 3barと言われている。
ピアッツァのものと比較してみる。
左がロードスターNB8C,右がピアッツァ。
クッションの厚みの違いもあるが、本体の長さも1.5mm違う。ワッシャーなり何かカラーになるものを入れれば問題なく使えそうだ。それぞれBOSCHのEV6とEV1にあたる。
解体部品だけにクッションやOリングは固くなっている。要交換だ。
フューエルデリバリーパイプとコネクタ・配線付きの外したままの解体部品だったので汚い。さっそくインジェクターを掃除。噴射口側に汚れのあるものもあったが、パーツクリーナーできれいに落ちた。
ネットを見ると、メガネの超音波洗浄機を使って内部洗浄をDIYしているものがよくある。
高めの電圧をかけてソレノイドコイルにダメージを与えてしまう例もある様だが。
海外を見ると、キャブレタークリーナー等で洗浄している。
4holeは1980年代から使われている。
ロードスターでは2代目NB(1998年)から。
いすゞは4XE1から6holeのマルチホールインジェクターを使っているらしい。JT190で1988年登場というから早い。
スバルはインプレッサGGで12holeを使っているとか。2000年。
せっかくなので小細工して噴射パターンを比べてみた。
左が4hole、右が1hole。動画からのキャプチャなので画質が悪い。
目で見ていて、4holeの方が明らかに霧が細かく広がっている。
1holeとの違いは明らか。
燃焼効率への影響は大きくて当然だろう。
12holeは更に細かい。
ちなみに、こんなものを使って噴射させてみた。
パーツクリーナーの先に手持ちのシリコンホースをつないでいる。ホースの先にインジェクターの給油部をくっつける。
インジェクターに電源をつないだが、バッテリー直結では熱を持つ。今回はパルスではないため電圧を下げないとソレノイドが焼き切れかねないので実験用安定化電源で5V程度にして使った。
この電圧で低抵抗のピアッツァ(2.8Ω)のも高抵抗のロードスター(13.1Ω)のもちゃんと開く。
場合によってはドロッピングレジスタをバイパスしなくても使えるかも知れない。
解体部品だったがちゃんと動作した。簡易に洗浄もしてみたが、そのおかげかどれも噴射におかしなところはなかった。
まあできればきちんと圧力をかけて漏れとか噴射量を調べたいところだけれど。
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これをピアッツァで使う場合、コネクタの交換とドロッピングレジスタのバイパスが必要になる。
コネクタはいつでも純正戻しができるように工夫するつもり。
追記:
ピアッツァ用のインジェクターは、何故か少し斜めに噴出していた。
キャップをよく見ると孔のところにバリが出っ張っていた。
リビルドインジェクターなので新品がついているはずだが、何だかなあ。
Posted at 2015/07/29 19:11:38 | |
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PIAZZA | 日記