Yuh_Fazioliのブログ一覧

　ネトウヨよる大量懲戒請求の相手方になった佐々木亮弁護士は、労働問題に取り組んでいて、まもなく可決されかねない「残業代なしはたらかせ放題法案」への警鐘を鳴らしている。

　高度プロフェッショナル制度という通称もある法案について、労働者ならだれもが知っておくべきだ。なぜなら1075万円という年収の枠は、既に日本維新の会が700万円までの引き下げを言っているし、そもそも経団連は400万円としているから、もう誰もが残業代をもらうことなく、過労死水準を超えてはたらかせられる可能性があるからだ。

　年収要件は法律にはなく、大臣告示に基づいて1075万円と説明されているだけで、引き下げられるに決まっている。

　なお、これは裁量労働制の話では全くない。成果型労働でもない。単純に法定労働時間の規制を外し、残業しても残業代を支払わないことを肯定する法律だ。

　こんな制度が与党により提案され、国会で審議される時点でどれだけ前時代的で狂っているか。


追記：
　学校は、公立校では法律上残業代なしの働かせ放題。部活動は任意のボランティア。どんどん仕事が増えていき、どうしようもない状態になっている。法律では残業代を出さなければならない私立でもなぜか公立同様の運用がされている。
　法律を守れという学校で、法律を破るのがあたり前なのだから、どうにもならん。

　をを、即再婚容認化へ。

　全く科学的でないふるーい時代の民法規定が違憲とされ、いよいよ改正か。

　自分にや取りあえず関係ないけれど。

　男性だし、結婚したことないし、既婚者と関係なんか持ってないし。

離婚時、妊娠していなければ即再婚を容認　民法改正案 金子元希2016年2月19日13時33分 　「女性は離婚後６カ月間は再婚できない」と定めた民法７３３条について規定の一部を違憲とした昨年１２月の最高裁大法廷判決を受け、法務省は改正案をまとめた。再婚禁止期間を１００日間に短縮するとともに、１００日以内であっても離婚時に妊娠していなければ、再婚を認める。同省は今国会での改正を目指し、３月に国会に改正案を提出する方針だ。 女性に６カ月の再婚禁止期間は「違憲」　最高裁が初判断 　１８日の自民党法務部会に同省が改正案の概要を示した。再婚禁止期間を定めた民法７３３条１項の規定については、期間を１００日に短縮する。 　また、「離婚時かその前から妊娠していた場合、出産までは再婚できない」と定めた同条２項についても改める。高齢や手術で妊娠できない▽離婚の時点で妊娠していないという医師の証明がある――などの場合には、離婚後すぐに再婚を認める方向だ。（以下略） http://www.asahi.com/articles/ASJ2M3FGHJ2MUTIL00B.html

　どうでもいいが、ちょっと前にやっていた「はたらく魔王さま！」というアニメの第１３話で気になることがたくさんあった。

・主人公が建設現場に「派遣された」と言っている。

→派遣法では、適用除外業務があり、その一つに建築業がある。 (労働者派遣法 4 条 1 項)


・主人公の未成年の同居人が勝手に行った契約に、未成年であることを理由にクーリングオフを適用した。

→クーリングオフ制度には未成年であるか否かは関係がなく、未成年者の契約取り消しは民法で規定されている。

　ただし、
１. 親権者が同意をした取引
２. 処分を許された財産の処分（小遣い・大学生への仕送りや学費など）
３. 未成年者でも営業を許された取引の契約
４. 未成年者が詐術（さじゅつ＝人を欺く手段）を用いたとき（年齢を偽ったり、両親の同意を受けたふりをする）
５. 親権者の追認（事後の承諾）があったとき
６. 本人が成人後に追認したとき・成人後に代金を支払ったとき
７. 時効（成人になって５年）になったとき
（http://www.kanshokyo.jp/highschool/wrd_mtl/word/wd72sinn.htmlより）
の場合は適用できない。


　法律問題ではないが、

・買い取り詐欺として、買い取り依頼をすると、その際に高額な商品を売りつけられるものをあげている。
→一般的な買い取り詐欺とは、訪問によって宝飾品等を市価より不当に安く買い取るものなど買い取りの内容そのものに詐欺性のあるものを言う。
　アニメで出てきたものは買い取りに乗じた単なる訪問販売。


　なんだか、いい加減な内容になっている。


　アニメに登場する悪徳業者の返品させない理由について。

・悪徳業者が「一度点検のために通水した浄水器は返品できない」と言っている。
→返品可。

・悪徳業者が「消化器を一度設置すると消防法により安全上の理由で返品できない。」と言っている。
→返品可。