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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2013年08月31日 イイね!

バイオリンの駒を削る

 先日入手した、山形の旧家から出たというバイオリンは、駒と弦がなかった。そのままでは音が出せない状態。

 弦は消耗品だが駒は滅多に交換するものではなく、そのバイオリン専用のものである。なければ作らなくてはならない。

 駒とはこんなもの。



 これを新品の駒から作る。これはメープルだが、中国製で2枚500円。欧州製のいいものは3000円以上するのが普通らしい。




 また、脚はバイオリンの表板のカーブにフィットするよう削らねばならない。

 よく見比べると、上側のカーブが違っているのに気付く。
 これは、弦を張ったときに、指板と弦の間の距離が弾きやすいものになるように調整した結果。

 G線側で6mm、E線側で3mmに合わせる(岩崎工房)というのが検索で出てきたので参考にした。出てきた値はまちまちで、結構幅があるらしい。



 厚みも調整。



 元はこんなの。



 これを、足下が4.9mm、弦側で1.2mmになるように厚みを削る。


 削っては弦を付けて確かめ、再度調整を繰り返して、一応のものができた。冒頭の写真がそれである。
 
 仮の古い反った駒から付け替えて、俄然音がよく出るようになった。

 それにしても、こんな細かな情報は昔なら図書館を当たって調べるぐらいしか手がなかった。今は検索で見つけることができるのだから、本当に便利な時代だ、


 
Posted at 2013/08/31 17:31:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 楽器 | 日記
2013年08月26日 イイね!

横オフ&ベストカーの取材

 久し振りに横オフへ。



 目的の一つはヤフオクで落とした部品の受け渡しだったのだが、相手の方が現れず(笑) まあ常連の方なので。

 もう一つは、今回ベストカーの取材が来るというので。

 ベストカーは、ジウジアーロによるプロトタイプ アッソ ディ フィオーリと生産版であるピアッツァの特集記事を出すらしく、午前中はいすゞ自動車へアッソの取材に。午後は横オフ会場でオーナーたちへのインタビューと言うことだったらしい。


(取材風景)

 結局14台ほどが集まったかと思うが、1人1人、車と一緒に写真を写してインタビューをしていた。自分はつい聞かれた以上に喋っていたが、さて記事ではどうなるやら。

 取材記事が載る雑誌は9/10発売らしい。隔週刊なので、気付いたらなくなっているので注意。


 **
 


 サイコロさんのピアッツァだが、進化は続き、(サビが原因でワイパーを残すことができなかったことが幸いして)、とても色気のあるつるんとしたリアビューになっている。

 これ、なかなかいいと思う。

 **


 さて、今回最強の大笑いネタ。

 車検のステッカー、検査標章について、
「みんな貼ってるんですねえ。」
と驚いていた方がいた。今度はそれを聞いた方々がびっくり。

「ええっ、ステッカーはどうしているんですか」
というと
「持っている」
と。

 そしてなんと車検証入れから車検標章が次々と出てきた!!!



「なにコレクションしてるんですか~!!」
とびっくりしながら大爆笑。


 ちなみに定められた位置に貼っていないと50万円以下の罰金だっ!


 **

 なお、商用車だと、12ヶ月点検の検査ステッカーを貼るフロントガラスの左上位置に車検標章を貼っていることがあるらしい。

 商用車は12ヶ月車検なのでそもそも12ヶ月点検の検査ステッカーは存在しない。本来的には視界をもっとも邪魔しない位置は左上と考えられるのでこちらの方が優先位置なのかも知れないと思った。

 実際のところは、バックミラーのある車は中央。バックミラーがない場合は左上と言うことだそうだ。
 とにかく視界を遮りにくい位置につける。ミラーがなければ左上が当然もっとも邪魔にならないからこの位置になる、と。





国土交通省
検査標章(ステッカー)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/sikumi/sankou_041.htm


Posted at 2013/08/26 02:56:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | PIAZZA | クルマ
2013年08月24日 イイね!

正体不明のバイオリン形状物をヤフオクで買ってみた。結果は……。

 先日祖父のバイオリンのフィッティング交換をして以来、ちょっとバイオリンが気になり、ヤフオクなんかものぞいていた。祖父のバイオリンとまったく同じバイオリンが「少なくとも昭和37年以前」として出ているのがあったり。祖父が戦前に持っていたものは空襲で焼けてしまったそうで、戦後安いものを買い直して弾いていたらしい。もしかすると中古で買ったのかも知れない。

 さて、いろいろなバイオリンがあったが、中に明らかに古道具屋さんの系統の人が、旧家引き取り品の中の一つとして、弦も駒もついていない状態の、内部のラベルがないバイオリンを出品していた。

 そこそこ見ている人はいたようだが、余りにも正体不明な楽器で状態もよく分からない、写真だけで判断しろと言われても困ってしまうと言うもの。

 そもそも、ラベルには制作者や制作年などの情報が書かれていて、これがバイオリンの評価の重要ポイントである。それがないとなると、一体どこでいつ作られたものなのかまったく分からない。普通手を出しにくいのがノンラベルの楽器だ。

 だが、私はとてもこのバイオリンが気になってしまった。





 まず、木目が美しい。目の詰んだ表板(おそらくよい材料)、トラ杢単板の一枚板(古い楽器ならよい材料である可能性も。現代の楽器なら小さい材料で済む2枚あわせの方が質がいいものが使っている)。表板は木目が浮いて、結構時間が経過しているように見える。



 今はみないちょっと手の込んだ顎当ての金具。経年を感じさせるその古び方。



 スクロールはエッジがしっかりしていて、つくりはよさそう。

(以上の写真はオークション出品者による)

 全体のたたずまいが味わい深い。時間を感じさせながらも極めて傷が少ない。

旧家×古い×良さそうな材料×良さそうな作り×程度がかなり良好そう
=結構いいバイオリンの可能性?

 もちろん、旧家というのも信用できるのかどうか分からない(出品者は旧家引き取りを積極的には示していなかったが、自己紹介では旧家引き取り品を販売していると)。ただ、よくない業者なら美辞麗句を並べているだろうが、この出品者は基本的に写真だけ。判断を全て落札者の目に任せている。訳の分からないものを高価に売りつける詐欺とは無縁そう。

 これはまともに鳴らなかったとしても姿に惚れたので部屋のアンティークな飾りでもいいやと、参戦。

 一人の方と少し競ったが、あきらめてくれたので、メーカー品最低ランク量産バイオリンの中古程度の価格で落札できた。つまりほとんどジャンク価格。

 それが届き、駒と弦をつけて音を出してみた。

 最初祖父のバイオリンと比べて「あれっ、高音が出ないな」と感じたが、それも瞬間。まったく異次元の音を出していることに気付いた。

 弾くとバイオリン全体が強く振動し、鎖骨に強く響く。音は幅広く非常に豊か。

 祖父のバイオリンと比べて軽く、弦だけでなく楽器全体が鳴っている。

 これは全然違う、と。



 もちろん、自分はバイオリンには素人で、他の楽器もほとんど触ったことがない。ただ、ここには明確な比較対象があるので分かる。このバイオリンは本物だ。そこらの量産品なんか目じゃない。かなりいい楽器だ。そう感じた。少なくとも祖父のバイオリンとは異次元の音を出す。

 もっとも、もっと華やかさがあってもいいし、それは安物の弦の影響や取りあえず使っている古い曲がった駒の影響もあるかもしれない。

 それでも、すくなくともかなりの掘り出し物だったように思う。
 まあ、ラベルがあることが評価の重要ポイントであるバイオリンの世界で、時折あるノンラベルのバイオリンの評価は低くなる。だが、これを売ろうというわけではないから構わない。

 これで自分がまともにバイオリンが弾ければ……。

 練習しよっ。
 誰か先生に習うかなあ。



※写真はまだオリジナルのままだが、弾くことを考えるので、取りあえず顎当てはスズキバイオリン製のツゲのに交換。こちらの方使いやすい。新品売価10000円ぐらいのものを楽オクで2000円。新品同様でこれも掘り出し物だったかも。


 **

追記
 今は仮に古く反った駒を使って安物の弦を張っているが、それでも恐ろしいほどのパワーがある。これをちゃんとした駒、ちゃんとした弦にしたらどうなるのだろう。
 ものすごく楽しみになってきた。


Posted at 2013/08/24 11:40:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 楽器 | 日記
2013年08月23日 イイね!

大震災の津波に襲われ唯一動いたトラック いすゞ「3トン半」

 以前、水の中に浸かりながら走るいすゞ製消防車の海外動画を見た。



 今回は自衛隊のいすゞトラックの記事。少し前のものだが。

 いすゞスゲ~。
 ピアッツァのつくりを見ても必要以上の部材を使い、やたらに丈夫なのだが。


 以下引用。

************************************


大震災の津波に襲われ唯一動いたトラック いすゞ「3トン半」



2013.05.14


連載:ニッポンの防衛産業


 東日本大震災の時、地震発生後に災害派遣の準備をしていた自衛隊車両を津波が襲い、多くが水没したことは、あの日の象徴的な写真となっている。しかし、そんな中で唯一動いたトラックがあったことは、あまり知られていない。

 「3トン半が走ってくれています!」

 その報告に製造元の「いすゞ自動車」の関係者たちに熱いものがこみ上げた。

 この「3 1/2t(73式大型)トラック」は改良が重ねられて現在は8代目。それだけ排ガス規制や騒音規制などの変化が激しいためだ。目まぐるしく変わる国内法規だけではない、自衛隊車両には一般的には想像もつかないような機能が要求される。それらを全てクリアし、かつ多くの規制の範囲内であるという「組み合わせテクノロジー」の結晶がこの「3 1/2t」なのだ。

 傾斜地での登坂機能は当たり前で、途中で止まったりバックすることができなくてはならない。渡河・渡渉(としょう)に、泥濘地(でいねいち=ぬかるんだ土地)での走行、そうした場合には段差も多くあるため、それらを容易に走破できなくてはならない。

 不整地での走行は、民生用トラックで行うと全く歯が立たない。悪路をゆっくり慎重に走る能力を持つのは簡単なことではないのだ。全ての条件を満たすために、民生品の3倍に当たる約6年間の開発・試験期間を要する。

 しかし、これだけなら軍用トラックとして驚くほどではないだろう。日本のものは、この上さらに国内の道路交通法の下で一般道や高速道路を走れるようにしなければならないのだ。

 タイヤの接地圧(前方と後方のバランス)も定められ、バックミラーや窓の規格、ウインカーの高さやサンバイザーの固さに至るまで全てが厳格で、軍仕様として必須のスペックと日本独特の交通行政事情の両方の条件を兼ね備える必要がある。

 それゆえ、見た目は同じだからと民生品のトラックをちょっとアレンジすればいいのではないかとか、海外製品を買って使おうとしても、この難解な方程式をやってのけるトラックは他に存在しないのである。

 話を震災時に戻そう。実は、あの時の津波は「3 1/2t」の要求性能をはるかに超える水位となっていた。理論上は動くはずのないものが、なぜいち早く救援に向かえたのか。

 「そういうものです」

 多くは語らないが、つまり仕様書の行間を読むということなのだ。これほど細かくても仕様書に全てが書いてあるわけではない。それでも有事・想定外を誰かが考慮しているということだ。

 価格に上乗せされているわけではないが、その裁量に助けられていることが多いのも事実だ。
Posted at 2013/08/23 04:35:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年08月18日 イイね!

献血と勘違い医師

 何年か前、献血をしてみようかと献血ルームへ行ったことがある。

 生徒にはほとんど献血が趣味なんじゃないかと思うぐらい献血に通っているようなのもいたりする。一方で自分は事故で輸血をうけたことがあったが献血はしたことがなかった。

 そこで立ち寄ってみたのだが、献血前の医師の問診で引っかかってしまった。ある薬を飲んでから時間が充分に経っていないから不可だという。その際、耳を疑う言葉を聞いた。

「献血したきゃ、薬をやめて血を綺麗にしてから来ることだね」


 意外な言葉に、思わずあっけにとられた。
(こいつは何様のつもりなのだろう。自分が献血をさせて頂きに来ているとでも思っているのだろうか。)

 そこそこ年配のその医師は、思わず出てしまった言葉に焦って、その薬の効果について尋ねたりして取り繕うとしていたが、一度口にした言葉はどうにもならない。

 街頭に立ち、何度も「○○型の血液が足りません。献血をお願いします!」と勧誘を続けている声を聴きながら、気まずい気持ちで献血ルームをあとにした。

 **

 ああいうところで問診をしている医師は、献血ルームの正規の人間では当然無い。アルバイトできている医師免許保有者に過ぎない。まあ献血について理解があるつもりでいるのだろうけれど、医師であるとつい常用するフレーズが、いつものクセでおもわず出てしまったのであろう。

・血圧を下げたきゃ、食生活を改善することだね。
・腰痛を改善させたければ、よく運動して筋肉をつけることだね。
・症状をよくするには、ちゃんと薬を忘れずに飲み続けることだね。

 人は、医者の元に、症状の改善を求めて行く。医者はそれに対して診察したり、患者に指示をしたり、投薬を行ったり、手術を行ったりする。そこには圧倒的な立場の違いが存在する。すなわち医師は常日頃患者に対して絶対的な位置からものを言うことに慣れ親しんでいるわけだ。

 なので、立場が変わってもその絶対的な位置から言葉を発するクセが抜けない。

 献血ルームにいた医師も、まさか本当に献血をさせて頂きに来ている人を選別しているなどとは考えていないだろう。ただ、日頃培ったものはそのつもりがなくてもついでてしまう。おまけに医師はどこに行っても「先生様」扱いで収入も(研修医や一部の勤務医でなければ)圧倒的に高収入である。自分を絶対者のように思い込みやすい。

 献血ルームの職員が必死になって献血を呼びかけても、献血ルームで問診する医師は日頃彼らとはまったく異なる立場で生きている以上、彼らと同じ立場で行動はなかなかできない。

(ちなみに血液センターの嘱託医師の給与は日額5万円というのがあった。仮に週休二日で働くと、月に80万円になる。年にして960万円……簡単な問診だけで。まあ医師免許を持つのに私大だと3000万円とかかかっているとはいえ、この給与格差は確実に意識の差を生む。もちろん、給与が安ければ医師は来ない。)

 **

 まあ、こんなことは医師には限らない。
 政治家、警察官、教員、果てはガードマンや駐輪場の管理人まで、何らかの職務上発生する権力を持って他人に対する立場にいる人間は、他人に対する自分の位置を「上にある」ものとして振る舞いがちだ。それは職務以外でも染みついてしまっている。

 同じことは、上司という立場にも言える。つい昨日まで部下の立場であったものが上司になったとたんに「上司としてのロールプレイ」をはじめ、態度やものの考え方が変わってしまう。「あんな上司にだけはなるまい」などと思っていたものが「部下に責任を押しつける嫌な上司」になってしまったりするわけだ。

 会社などでお偉いさんであった人は、引退後もそこから抜け出せない。地元にはそういうシニアが山ほどいるが、トラブルを起こしがちであったりする。せっかく作ったシニアクラブも解散してしまった。

 もちろん、全ての人がそういうものではなく、かつての地位と関係なく振る舞う人もいる。ただ、人間は本質的にロールプレーをするし、一度上の立場を経験すると修正しがたいらしい。引退後は、かつての地位を引きずらないようにしたいものだ。

 逆に、ある職場にいる場合、職場の外で能力を発揮し、いかに評価され地位を得ていても、職場ではそんな評価はあらゆる秩序をみだすものでしかない。地位が低いほどより高位の者から疎まれ、排斥の憂き目を見る。自分の出世や地位を脅かす者は、たたき出すに限る、と。

 ある地位が能力ではなく属性によって得られたものであるほど地位を離れれば場に応じた行動を取ることは大切だし、一方、真に能力があり能力を評価され続けたければ能力がきちんと発揮できる組織にいなければならない。

 地位が必ずしもその人間の能力を表すとは限らない。能力と人当たりもまた別だ。能力がなくても人当たりだけでうまくやっていく人間もいる(それも一つの能力かも知れない)。

 人間社会は難しい。




 
Posted at 2013/08/18 17:49:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記

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